ボートで日本一周したい! けど実際にはいろいろと難しいので、妄想ですることになった当企画。前回は紋別からほぼ真東に進み、知床半島をぐるっと回って羅臼港へと入港した。さて、次はどこの港へ向かおう?

知床半島の羅臼を出て、野付半島→根室半島へと贅沢3港巡り

知床半島の雄大な景色をうっとりと眺めながら、沿岸の漁網に注意しつつ、着きました羅臼! 野生のシャチが並走してくれないかなと期待したのだけど、さすがにそこまでは幸運ではなかったようだ。

羅臼港から少し南下したところに「純の番屋」がある。「北の国から2022 ~遺言~」の純の番屋を再現したのだとか。ご飯が食べられるので「きんき定食」と迷ったけど「北の国から定食」にしてみた。サメガレイって初めて食べたかも。そして入ってみたかった「熊の湯」にも頑張って行ってみた。「ドキュメント72時間」でやっていたのを見て、機会があったらぜひ行ってみたいと思っていたのだ。チョイスが完全にテレビっ子だな……。

それにしても海の色がキレイ。シーカヤックとか乗ったら、さぞや気持ちいいんだろうな。そういえば最近、釣りしていないから釣りでもしようかしら? と思ったけど、ここまで走ってきて思ったのは、知床半島の周りは陸からすぐにドン深になっている地形だということ。ちょっと沖に出たらすぐに100メートルとかになる。深場を開拓してみるのも手だが、おとなしく次に行く港を探すほうがいい気がする。

と海図を見ていたら、不思議な地形を発見。野付半島だ。グルンと飛び出たような地形が面白い。そしてその半島に抱かれるようにして尾岱沼港がある。いいな、面白そう、入ってみたい! ただ、ここでは少量の燃料しか補給できないし、距離も羅臼から35マイルと短いので、立ち寄りだけして次の港へ行こうかな。浅瀬の多い場所だし、もし入港前に霧が出ていたら、寄港せずに先へ進もう。入港できるかは運次第!

さて、ではその先はと見ていたら根室半島の根室港にぶつかった。ここならば燃料の補給は存分にできるし、町も大きそう。でも尾岱沼港からは20マイル程度だから、もう少し走れるのだ。次の港候補としては根室半島の先端、納沙布岬を回って、根室港の反対側にある花咲港だ。尾岱沼港から花咲港は45マイル程度。うーーーん、迷う!

町として面白いものはあるかな、と見ていたら、根室港ならば根室 金刀比羅神社に行ってみたい(切り絵の御朱印きれい! サンマを釣り上げる福ざんまいみくじ引きたい!)し、花咲港ならば花咲灯台の近くにある国の天然記念物、車石が見てみたい。あぁどっちも行きたいな。ん? 両方行くっていうのは……。根室港→花咲港は30マイル。3港全部を1日で行けなくはないけど、だいぶ駆け足だなぁ。んーでも、どこも行きたいし、ここは刻んで行きましょう! 霧やアクシデントがあったら、どの港で足を止めてもいいし。どこも楽しみ♪

尾岱沼港、根室港、花咲港と三つの港を回る贅沢プラン実現!とはいえ、1日で全ては無理だから、どこかの港、もしくは全部の港で、1泊くらいする予定だ
この野付半島の地形の不思議さよ。ぐるーっと半島の先まで遊歩道が整備されているようなので、ぜひ歩いてみたい。きっと不思議な光景が待っているんじゃないかな
日本一周を想定するボート〈BC〉の主な仕様

●全長:8.2m ●全幅:2.7m ●搭載船外機:115馬力×2 ●燃料タンク:400L ●巡航速度:約20ノット

(文=茂木春菜/BoatCLUB編集部)

※当記事は月刊『BoatCLUB』2023年4月号に掲載していた「妄想全開! 机上で日本一周」の内容を再編集したものです。