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ボートフィッシング
〈丸丸〉M嬢の視点①/平塚沖で初の中深海!

2021.04.06

月刊『ボート倶楽部』で掲載する「〈丸丸〉の楽楽トレーラブル釣行記」は、筆者である丸山 剛さんが、〈丸丸〉(辻堂加工エボシ375/9.9馬力)をトレーラリングして、あちこちの海でボート釣りをする様子をお届けする、3カ月に1度の連載。

その釣行では、〈丸丸〉の前席に、連載の相棒であるM嬢(丸山さん命名)が座るのだが、そのM嬢の視点を、舵オンラインではお届けしたい。
あくまで本編は『ボート倶楽部』でお楽しみいただき、オマケとしてこちらも楽しんでいただけたら恐悦至極。

記念すべき第1回は、M嬢が初めての魚をゲットした様子をお届け。
本編は2021年6月号(5月5日発売)に掲載されるので、詳しくはそちらをチェックされたし。

 


4月某日、やってきました神奈川県のひらつかタマ三郎漁港フィッシャリーナ。通称、平塚フィッシャリーナ。

ここの出艇方法は若干わかりにくいので、それはこちらを見ていただきたい。

天気は快晴! のはずが、到着したら雨がポツポツと降ってきた。大丈夫かなぁと思いつつ、駐車場のオープンを待つ車の列に並ぶ。2台後ろくらいに丸山さんも並んでいるようだ。

時間が来て中に入り、準備を開始する。最近、ひらつかタマ三郎漁港フィッシャリーナでは、整備が進んでおり、トイレはきれいに大きくなったし、今度は港前のスペースを整地する用意が整えられていた。
この日も帰港後は、既に作業が行われていたため、訪れる方は駐車場所に気をつけたい。

 

〈丸丸〉の場合、こんな感じでヒッチクレーンを使って出艇する。手で運べるサイズであれば、桟橋を利用して下ろすこともできる

 

さて、こんなペースで筆を進めていると、本編より長くなってしまうので、バッサリ割愛しよう。

 

なんだかんだと準備に時間がかかり、8時半頃出艇した。
目指すは、水深250~300メートルあたりだという。丸山さんはあちこちで中深海の釣りをしたことがあるそうだが、平塚沖でマイボートでやるのは初めてなんだとか。
ちなみにM嬢は取材では何度も拝見させていただいているが、自分が釣り人になるのは初めて。当然タックルなんて持っているはずもなく、今回、道具はすべて丸山さんのものをお借りする。ありがとうございます!

ポイントについて流れ方と魚探をチェックする丸山さん。このあたりは、月刊『ボート倶楽部』6月号に掲載の本編をご覧いただきたい。ポイントの選定方法や流し方など、細かいところまでわかるはずだ。
昼前には収まるはずの北風がまったく勢力を弱めず、意外と吹いていることに、ポイントに着いてから気づく。追っての風で走ってきたので、ボートが止まるまで気づきにくかったのだろう。

「よし始めよう」とエサの付け方、仕掛けの入れ方など、いつもながら丁寧に教えていただく。仕掛けは丸山さんの自作で、オモリから順に入れていけば、自動的に解ける巻き方をしてある。

中深海の一流しは長いし、たまに誘うくらいで特にやることもなくて、さぞ暇なんだろうな、と思っていた。正直、釣り始める前までは。
ところがどっこい、流し始めたら、あっという間に時間が過ぎていく。
オモリが180号を使っているため、底は取りやすいものの、持つと重くて、とてもじゃないが誘いなんてできない感じ。きっつい筋トレ以外の何物でもなし。

というわけで、ずっと置きザオなのだが、暇になんかならない。新しく〈丸丸〉に装備された、ビーエムオージャパンのロッドホルダー「極みグリップ ミドルヘビー」にホールドしたサオ先をじっと見つめていると、あっという間に時が経つ。そして、たまにどうしてもサオを持って確かめたくなる。

だって、ずっとエンジンの小刻みな振動に共鳴しているのかなんなのか、サオ先が細かく、そして激しく揺れていて、アタリがまったくわからないから。
一瞬だけエンジンを切ったときがあったので、そのときだけアタリがわかったが、乗ったかはわからず。それ以外は1日を通してアタリは捉えられなかった。

 

前席の釣座はこんな感じ。ビーエムオージャパンのステップレールシステムの使い勝手は抜群! バッテリーの残量も、1日釣りに使用して1目盛り減っただけだった

 

長い長い一流し目を終え、とりあえず上げてみよう、ということになった。アタリはわからなかったけど、もしかしたら魚が付いているかもしれないから、電動リールは低速で巻き上げ開始。

先に仕掛けが上がったのは丸山さんだった。残念なことに何も付いていない……。まぁそうすぐには釣れないよね、と思って貸していただいたリールのカウンターが減っていくのを眺める。

そのリールも止まり、手で仕掛けを上げようとしたら、目の前に赤い魚がポコンと浮いた。何度も見慣れていて、それがアカムツだとわかっているはずなのに、なぜか脳が目の前の光景についていかず、「え、なんだこれ!?」状態。
「なんか付いてる……」という小声は、覗き込んだ丸山さんの「アカムツだ!」の声にかき消された。そこでやっと「そうだよね!」と脳が認識。取り込んでからじわじわと喜びが湧き上がってきた。

「一流し目で本命が釣れるなんて!」と興奮しながらも、とにかく仕掛けを絡ませないように上げきろうとしたら、まだ1尾、赤い魚が付いている。ユメカサゴだ。水面まで元気にしていて、上げようとすると暴れるのでびっくりしながらも、これも慎重に取り込む。

 

ビギナーズラックなのだろうか。一流し目に釣れた本命のアカムツとユメカサゴを持ってパチリ。初の釣果に、とにかく嬉しかった!!

 

喜び爆発の船上でひとしきり撮影をしつつも、丸山さんは心底ホッとした様子で、私はニマニマするのをやめられず、その後もいつもより笑顔の多い取材になった。

昼には北風も止み、湖のようなベタ凪の海面が広がった。北風とともにどんよりとした雲もどこかへいき、暖かいを通り越して暑くなり、しっかり日焼けもした。

途中、海上保安庁の巡視艇〈うみかぜ〉が様子を見に来てくれ、最近の事故傾向と防止のための点検を啓発していってくれたし、ものすごいたくさんのイルカが泳ぎ回り、時にはその背中の模様がはっきりとわかるくらい近くを通っていってくれたし、相模川から流れ込んだのだろう、桜の花びらが海面を彩ってもくれた。

 

イルカの撮影は、残念ながらこれが限界。あちこちを泳ぎ周っているので、ねらいが定められず、うまく撮影できなかった。桜の花びらはひたすらに風流を感じられた。そして〈うみかぜ〉は、ひとしきりこちらを観察したあと、指摘することがなかったのかどうかはわからないが、注意されることはなかった

 

沖上がりは13時半。ギリギリまでねばって終了し、弱い南風を追ってに受けながらの帰港となった。いろいろなトピックスに事欠かない取材となり、1日を終えることができたのは喜ばしい限り。

また行きたいなぁ、中深海。あの何が釣れ上がるのかわからない期待感がクセになるのが、ようやく体感として理解できた。

近いうちにまた連れて行ってもらえないか、丸山さんにお願いしてみようかしらん。

 

(文・写真=BoatCLUB編集部/M嬢)

 

※本記事は、2021年6月号の『ボート倶楽部』に掲載される「〈丸丸〉の楽楽トレーラブル釣行記」の取材に同行した編集スタッフが、独自の目線で書いたものです。本編には、より詳しい釣行時の仕掛けやタックル、ポイント選定や流し方などが綴られているので、乞うご期待!
最新刊はもちろんのこと、バックナンバー電子版も、ぜひご覧ください。

 

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