最近、海水温の上昇の影響か、相模湾や東京湾でも釣れるようになってきたというシマアジをコマセでねらっていると、結果的にクロダイとマダイが釣れ上がった。そのときにキャプチャした有益そうな魚探反応を、プロアングラーの小野信昭さんに解説していただく。(『BoatCLUB』編集部)
●日時:2025年2月
●場所:神奈川県・久里浜沖
●使用魚探:フルノFCV-800
●状況:神奈川県の久里浜沖で、コマセを使ってシマアジをねらっているときのこと。サバフグの猛攻を受けたり、クロダイやマダイが釣れたりした。
サバフグの反応
サバフグによって仕掛けが切られたときに撮影したもの。水深27メートル以深にさまざまな魚の反応が映っているが、水深30メートル前後に映っている単体魚がサバフグだ
底付近の単体魚の反応①
水深30メートルの直線状に映っているのがコマセカゴ。海底から約5メートルの範囲に単体魚が映っており、画面左側の海底拡大表示だとその単体魚がより明確になる
底付近の単体魚の反応②
クロダイやマダイを連発したポイントで撮影したもの。海底から約10メートルの範囲までにたくさんの単体魚が映っている。赤い数値はアキュフィッシュ機能による単体魚の魚体長表示
(文・魚探画面=小野信昭)
小野信昭(おの・のぶあき)
フルノ・フィールドテスター。ダイワ・フィールドテスター。日本全国、海に面した都道府県すべての海に愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)を浮かべた経験を持つプロアングラー。古野電気が運営するFurunoStyleでも、さまざまな魚探反応の読み解き方を解説している
本記事は、月刊『BoatCLUB』2025年4月号掲載の「小野信昭のチャレンジフィッシング そんなの無理ナンダイッ!?」から抜粋したものです。コマセ釣りのハウツーなどが知りたい方は、ぜひ本誌をご覧ください。