8月12日からスウェーデン・ストックホルムで開催されるチームレース世界選手権2026に向け、日本代表チームが北九州・新門司で最終合宿を実施しました。ジェネカースポーツボートである最新のファーイースト28R(以下、FE28R)を4艇使用した、国内では前例の無い実戦的な環境で、2艇対2艇のチームレースに向けた強化練習の模様を紹介します!(舵オンライン編集部)

ジェネカー仕様のワンデザインスポーツボートであるFE28Rを使用し、「2艇対2艇」で行われるチームレースの超実践的な練習合宿を行った日本チーム。かつてない準備を経て、世界に挑む

世界戦を見据えた最終合宿、新門司に集結

去る8月1日~2日の2日間、北九州の新門司マリーナにて、同月スウェーデンのストックホルムで開催予定のチームレース世界選手権2026(Team Racing World Championship 2026)に日本代表として参加するメンバーと支援者が集い強化練習が行われた。
今回の世界選手権はワンデザイン(同型艇)のキールボートで行われる為、実戦的な練習では、 イコライズ(艇のセッティングや状態を均等にして、船体の性能差を排して公平に競える状態にする)された同型艇を複数そろえ、RIBによるサポートや海上運営まで一体で行える体制と、 夏場でも安定した風の中で練習できる海面、と言った環境が求められていた。

FE28R 4艇を用意、実戦さながらの練習環境

そんな中 「FE28R SAILING BOOTCAMP」を主宰する藤田武己氏の強力なバックアップによりレース本番で使用される艇(J/80)を想定して、FE28Rを4艇使用し充実した練習環境が準備された。
これは世界選手権出場メンバーにFE28R SAILING BOOTCAMPの 経験者が複数参加しており、彼等からのリクエストに藤田氏が応えて実現した。
※FE28R SAILING BOOTCAMPの記事はコチラ

勝敗を分ける「2対2」のチームレース

ヨーロッパで史上初の開催となる今回のチームレース世界選手権2026(Team Racing World Championship 2026 8月12日~16日の5日間スウェーデン ストックホルム)には世界4大陸から12カ国のナショナルチームが参加し、合計98人のセーラーが一堂に集結。
1チーム2艇で相手チーム(2艇)と戦う「2 V 2」のチームレースが行われる。
また、チームレースはセーリング競技の中でも男女平等な競技の一つと言われており、今回も各国の8人/1チームで少なくとも女性3人、男性3人を含むメンバー構成が求められ、全140レース以上の白熱した戦いに臨む。

全国から集まった8人の若手セーラー

日本代表チームは、九州大学ヨット部OB・OG、慶應義塾大学体育会ヨット部OB、YAMAHA sailing team OGで構成され、東京/神奈川/愛知/大阪/福岡と各居住地から遠征練習を繰り返し行い、今回の世界選手権に挑む。
日本代表メンバーは以下8名。
・九州大学ヨット部OB・OG
  高山 達矢
  近藤 亘
  高橋 将至
  八並 野々花
  近藤 瞭
  鹿野 千尋
・慶應義塾大学ヨット部OB
  佐藤 帆海
・YAMAHA Sailing Team OG
  府川 真乃

世界の舞台で得る経験を、日本のチームレースへ

日本代表チームが善戦し、レース結果のみならず、さまざまな知見やノウハウ、さらには多くの海外セーラーとの交流や人脈を得て帰国してくれることを願って止まない。

ストックホルムのベックホルメンを拠点とするヨットクラブであり、本大会を主催するガムラ・スタンズ・ヨット・セルスカップ。6艇のJ/80を保有し、多くのチームレース国際大会の舞台となってきた

(レポート・写真提供/芝岡 美佳)

◎ チームレース世界選手権2026 概要

日程:2026年8月12日〜16日(8月12日:公式練習日)
開催地:スウェーデン・ストックホルム(Riddarfjärden)
主催:Gamla Stans Yacht Sällskap / World Sailing
使用艇種:J/80
Team Race World Championship 2026 https://trwc2026.com/