
9月5日に横浜に突然現れた、全長114.2メートルのスーパーヨット〈ナウシカ(NAUSICAÄ)〉。思わず言葉を失ってしまうそのサイズと近未来的なデザインは、多くの人たちを驚きの渦に巻き込んだ。
何よりこの船は客船などではなく、個人が所有するプライベートヨットなのだというから、普段は海や船の世界には縁のない人たちも大注目。そして、この〈ナウシカ〉のオーナーは、ZOZOの創業者として知られる前澤友作氏なのだ。
⇒〈ナウシカ〉の詳細については、以下の記事をご覧ください

横浜に約3週間滞在した〈ナウシカ〉は、9月25日に横浜を出航。そして翌26日に、今度は神戸に寄港した。
係留しているのは、神戸の新港第1突堤と第2突堤間の水域。このエリアは、2025年に「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」がオープンし、ベイエリアの新たなスポットとして注目を集めているエリアである。
そして、2027年春には日本初のスーパーヨット特化型マリーナ「SUPERYACHT BASE KOBE(スーパーヨットベース神戸)」が開業を控える場所。マリーナのオープンを前に、ひと足先にとんでもない“超”スーパーヨットが来訪したというわけだ。

全長114.2メートルというサイズは、スーパーヨットという概念すら超えている(一般的に、個人が所有する全長24メートル以上のプレジャーボートのことをスーパーヨットという)。メガヨット、いやギガヨットというカテゴリーに属する一艇だ。2階にあたる部分には、360度のパノラマビューが広がるという。

〈ナウシカ〉は現在、誰もが行き来できるエリアのすぐ脇に留まっている。まるで海外の水辺の風景を見ているかのようではないか!
筆者は横浜で〈ナウシカ〉にお目にかかることができたが、ビリオネアたちがこぞって建造するスーパーヨットの世界でも、その先進性やコンセプトを含めて、間違いなくトップクラスの一艇であることはいうまでもない。
そのヨットを建造したのが日本人オーナーであることも驚きであるが、それ以上に、日本でこのスーパーヨットを生で見られる日が来るとは思いもよらなかった。

〈ナウシカ〉がいつまで神戸に寄港しているのかは不明だが、機会があれば是非とも実際に足を運んでみてほしい。その威容に、ただただ息を呑み、そして夢のような世界の一部を体感できるはずだ。
AIS(船舶自動識別装置)情報が掲載されている「Marine Traffic」などでチェックすれば、〈ナウシカ〉の最新の動向を知るには大きな参考になると思う。

〈ナウシカ〉が9月29日現在係留している場所は、来年いよいよ「SUPERYACHT BASE KOBE」がオープンする場所だ。ご覧の通り、現在、急ピッチでマリーナ内の係留施設の工事が進められている。
想像してほしい。スーパーヨットが何隻も係留され、人々が行き交う空間がここに誕生することを。今まで見たことのない景色が、いよいよ日本でも見られるようになるわけだ。
(文=安藤 健/舵社 写真=金川佳之/舵社)






















