ヨットレースの戦略を決定する上で、常に重要な位置を占めるのが風のシフト(風向の振れ)。それまでの経験から得たパターンや、事前の天気予報といった要素をベースに判断していくのがほとんどだと思います。
その風のシフトを記録し、計算するためのアイテム(簡易計算機)といえば、「コンピューコース」や「Wot-Tac」といったアイテムが知られています。そしていま、そういった簡易計算機をさらに進化させたナビゲーションデバイスがあるのをご存じでしょうか。
その名も「タッキングマスター」は、レース中の風のシフトを簡単に理解して視覚化できるようなサポートを目的として開発された商品です。使い方も、原理さえわかればカンタン。
スタートラインをはじめとして、どちらのタックで、どちらの海面を走ったら有利なのか不利なのかが、すぐにわかるようになります。以下、使い方や機能を簡単に紹介していきましょう。

まず最初にセッティングを行います。
①右窓の赤緑のウインドダイヤルを±0にリセット
②赤いロックリングを反時計回りに回して、固定されたリングをゆるめます
③白いコンパスリングを回して、矢印を風向の角度に合わせます
④マークリングの矢印を上マークの角度に合わせます
⑤赤いロックリングを時計回りに回して、ふたたび各リングを固定します

例えばこの状態だと、スタートラインが表示板の+にある方向が有利エンドとなり、何度傾いているのかがわかります

タッキングとジャイビングのアングルもわかります

上下マークの位置がわかるので、マーク回航時に次のマークの角度が判断できます。

風のシフトにウインドダイヤルを合わせれば、スターボードまたはポートに何度シフトしているのかを色で判断できます。
視覚情報から瞬時の判断を下す──その一瞬が勝負の分かれ目。
ディンギーから大型レーサーまで幅広く使え、あなたの頼もしい相棒となってくれる一品です。

















