東京湾のビッグレースに80艇参加/スバルザカップ2022

2022.07.18

2022年7月17日、東京湾で「第14回 スバルザカップ チャリティーヨットレース 東京ベイオープン2022」が開催されました。

コースは浦安マリーナ沖をスタートし、海ほたる(アクアラインのパーキングエリア)を回航して、スタートエリアと同じ浦安マリーナ沖でフィニッシュするというもので、レース距離は約20マイル。2020年、2021年と新型コロナウイルス禍で中止を余儀なくされたために、3年ぶりの開催となった今年の大会には、80艇が参加。近いレーティングの艇ごとにA~Cのグループに分けてスタートし、さらに成績は各グループに2クラスずつ設けられました。 

 

レースは当日の朝から最大で風速約17~18ktの南風が吹き、白波が立つなかスタート。しかし途中で風が落ち、さらにスコールから晴天と目まぐるしく天候が変化し、複雑な潮にも翻弄される難しいレースとなりました。グループBとCは、海ほたるを回航してすぐのところでフィニッシュへと、コースを短縮。 

 

上位成績 
Aグループ
ファーストホーム 〈Blue Peter〉(J/111)
1位 〈naonao carrera S〉(サローナ34)
2位 〈Blue Peter〉(J/111)
3位 〈ISLAY〉(メルジェス24) 

クラス1
1位 〈Blue Peter〉(J/111)
2位 〈TURUGI〉(ファー30)
3位  〈GUMBO II〉(ベネトウ・ファースト36.7) 

クラス2
1位 〈naonao carrera S〉(サローナ34)
2位 〈ISLAY〉(メルジェス24)
3位 〈Sahara〉(メルジェス24)

Bグループ
ファーストホーム 〈ミルキーウェイV〉(ヤマハ30S)
1位 〈ASTO〉(ジャノー・サンファスト32)
2位 〈レナ〉(ベネトウ・ファースト300スピリット)
3位 〈ミルキーウェイV〉(ヤマハ30S)

クラス3
1位 〈ミルキーウェイV〉(ヤマハ30S)
2位 〈NEFERTITI〉(ヤマハ31F)
3位 〈Zephyros〉(ヤマハR30)

クラス4
1位 〈ASTO〉(サンファスト32)
2位 〈レナ〉(ファースト300スピリット)
3位 〈BlackBird〉(オークレット26T)

Cグループ
ファーストホーム 〈ミネルバ〉(ヤマハ23II)
1位 〈ミネルバ〉(ヤマハ23II)
2位 〈MIYAKO MARU〉(ヤマハ23)
3位 〈FELIX〉(J/24)

クラス5
1位 〈FELIX〉(J/24)
2位 〈LAHAINA IV〉(ヤマハ28S)
3位 〈Twilight〉(ヤマハ28S)

クラス6
1位 〈ミネルバ〉(ヤマハ23II)
2位 〈MIYAKO MARU〉(ヤマハ23)
3位 〈shower boy〉(ヤマハ24フェスタ) 

 

Aグループ総合優勝、クラス2優勝の〈naonao carrera S〉(サローナ34)。海ほたるの前を走る

 

Aグループのファーストホーム、クラス1優勝の〈Blue Peter〉(J/111)

 

Bグループ総合優勝、クラス4優勝の〈ASTO〉(ジャノー・サンファスト32)

 

Bグループファーストホーム、クラス3優勝の〈ミルキーウェイV〉(ヤマハ30S)

 

Cグループのファーストホームで総合優勝、クラス6優勝の〈ミネルバ〉(ヤマハ23II)

 

Cグループ、クラス5優勝の〈FELIX〉(J/24) 

 

 

 

東京湾で一番のビッグなオープンレースが3年ぶりに開催され、どのチームも楽しくレースに挑む姿が見られました。
今年は80艇で参加を締め切りましたが、来年は上限を上げての開催が期待されます。

 

(文=Kazi編集部/松山 暁、写真=鈴木教之)

 


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