話題のチニングに挑戦!/①ワームの選び方、付け方

2022.05.31

昨今、盛り上がりを見せているチニング(ルアーでクロダイやキビレをねらう釣り)に、月刊『BoatCLUB』編集部員が挑戦する本企画。今回は第1回ということで、チニングで使うワームの選び方や付け方についてまとめる。

※本記事は『BoatCLUB』2021年10月号掲載の「チニング:インポッシブル in 東京湾」の再編集、ダイジェスト版です。

 


チニングで使うワーム

チニングで使うルアーは、ワームと呼ばれるぐにゃぐにゃとしたソフトルアーで、主にザリガニを模したような「クロー系」とか「ホグ系」などと呼ばれるもの。このワームを、ジグヘッドやテキサスリグ、ビフテキリグ(ビーフリーテキサスリグ)、そして今回のフリーリグといった仕掛けに付けてチヌをねらうのだ。

 

バス釣り用のものを流用することが多い

 

フリーリグとは、韓国発祥といわれているバス釣りのリグの一つで、シンカーが遊動式で固定されず、自由にライン上を移動するのが特徴。シンカー形状は、ナス型のようなものや手りゅう弾のようなもの、筒状のものまでさまざまあるが、要は頭部にアイが付いているやつといえばわかるだろうか。ちなみに、このシンカーが弾丸のような形をしたバレット型だとテキサスリグ、ビーンズシンカー型だとビフテキリグと呼ばれる。

 

チニングで使うシンカー。お手持ちのナス型シンカーでも代用できるが、こういうのは専用品を使うほうが安心だ。アイがラインを傷つけないように加工してある商品もある。重さは、今回は11 ~14グラムを用意し、ほとんど14グラムを使用した

 

シンカーとフックの間には、キーパーかビーズを挟むようにする。自由に動くシンカーが、フックの結び目に当たり、ラインを傷つけるのを防ぐためだ。また、キーパーは、シンカーの前に通すと、シンカーがキーパーの位置よりも先に移動しづらくなり、ライントラブルが減るといわれている。写真はキーパー、シンカー、ビーズの順に通した、ぜいたく仕様

 

ワームを刺す手順①

まず、ザリガニのお尻にあたる部分にフックをちょんと掛け、すぐにハリ先を出す

 

ワームを刺す手順②

写真のような状態からフックをひねり、ワームの中央部分から刺す。このとき、一度当てて刺す場所に見当をつけておくといい

 

完成

完成。フックは、お尻から刺さってすぐに抜けて、ワームの本体からまた刺さって、貫通してハリ先が出ている。ハリ先はこのままでもいいが、ハリ先だけちょっとワームの中に隠すと根掛かり率が下がる

 

point!

ハリがワームの胴体に刺さった部分よりも下部(お尻のほう)が固定され、上部(爪のあるほう)が動いて魚を誘ってくれる

 

使うフックは、オフセットタイプが一般的。ハリ先をワームの中に隠せるため、根掛かり回避能力が高いからだ。フックのサイズは、今回は(右から)#2、#1、#1/0を用意。3インチのワームを基準としたので、このようなフックサイズとなった

 

(文=『BoatCLUB』編集部/幸野庸平 写真=舵社/宮崎克彦)

 

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