
ボートで日本一周したい! けど実際には色々難しいので、妄想ですることになった当企画。前回は北海道の天辺・稚内から岸沿いを南下して紋別まで進んだ。さて、次の寄港地はどうしようかな?
南下の次はひたすら東進! 北の海の絶景広がる知床半島へ
紋別港に入港し、海の駅へと向かう。海の駅である紋別市海洋交流館の目の前の岸壁には真っ赤なフネが係留されている。観光船の〈ガリンコ号〉だ。ただの観光船ではない。冬になると流氷が流れ着く紋別沖を流氷を砕きながら進む流氷砕氷観光船なのだ。文字通り流氷をガリガリと砕きながら進んでいくというので、一度は乗ってみたいなぁ。1~3月がシーズンなようなので、また来なくっちゃ。
やっと紋別に係留できて一安心。翌日はレンタカーを借りて網走のほうまで行ってみた。北海道の道は真っすぐで気持ちがいいなぁ。サロマ湖や能取(のとろ)湖の湖畔をドライブしながらのんびり。こうして訪れた先でいろいろ見て回るのも、ロングクルーズの楽しみの一つ。うーん、夏の北海道最高!
さて、次はどこに行こうかな? まずネックになるのは、知床半島をぐるっと回って先に進むのか、手前で1度ステイを入れるのかだ。回れるなら回っちゃいたいなぁと思って海図を見ていたら、行ってみたい町の名前が目に飛び込んできた。羅臼である。なぜかこの文字の持つ響きみたいなものが憧れを誘うのだ。何かしらの記憶が引き金になっているはずだが、大方、大好きだったドラマ「北の国から」あたりが影響しているのではないか。いずれにせよ、行ってみたい……。
調べてみると、入港したボーターの記録もあったし、入れそう。実は北海道の港を利用するにはすべて申請が必要なのだが、これは妄想の旅であるからして、これをすでに終えた、というテイで進んできている。実際に行く場合は申請が必要なので、北海道庁の「プレジャーボートの漁港利用について」というサイトをご覧いただきたい。
羅臼港には入港できることがわかったので、目指すはここだ。紋別から羅臼は、稚内から紋別までと同じ110マイル程度。知床半島を海から眺めるととても美しいと評判なので楽しみ。景色が楽しみだから少しでも霧の予報があったら行くのはやめておこう。このあたりの沿岸は漁網なんかが多いので怖いし。羅臼では、「北の国から」の番屋を再現した食堂には絶対行ってみたいな。地元の人たちが運営する「熊の湯」もぜひとも行ってみたい。楽しみだ♪



●全長:8.2m ●全幅:2.7m ●搭載船外機:115馬力×2 ●燃料タンク:400L ●巡航速度:約20ノット
(文=茂木春菜/BoatCLUB編集部、写真=山岸重彦/舵社、イラスト=内山良治)
※当記事は月刊『BoatCLUB』2023年3月号に掲載していた「妄想全開! 机上で日本一周」の内容を再編集したものです。




















