めっきり寒くなった今日このごろ、みなさん、元気にボート釣りしていますかー?
いつも単独釣行だと、ついおっくうになることがあるやもしれませんが、そんなときには仲間内の釣り大会などに参加するのも手。ワイワイガヤガヤ、普段とはまた違った雰囲気に、自然と気分が上がること請け合いです。
ということで、そんな楽しい釣り大会のリポートが届きましたのでご紹介しますね(舵オンライン編集部)。
私がボートを保管しているのは、神奈川県は三浦半島の先端にある城ヶ島ベイマリーナ(以下、城ヶ島BM)。これまで何度か有志数人の小さな釣り大会は開催していましたが、昨年からマリーナより支援と協賛をいただき、私が釣り大会を企画・実行しております。
今回の釣り大会は10艇21名の参加となり、過去最大規模となりました。
城ヶ島BMには、釣り好きが集まった「城ヶ島BM釣り倶楽部」というLINEグループがありまして、マリーナ会員やその家族、マリーナスタッフなども加わり、現在は総勢三十数名のグループとなっています。
釣り大会は、いつもこのLINEの「スケジュール機能」を駆使して日程を調整します。今回は11/23(土)、24(日)、12/8(日)が最も参加者が多く開催候補日となりましたが、11月は両日ともに強風で見送り。ただ、12/8(日)は奇跡的にベタ凪(!)で、無事に釣り大会を開催することができたんです。
参加ボートは、ヤマハUF-29、ヤマハPC-27×2、アクソパー28キャビン、ヤマハFR-23、ヤンマーFX22、スズキGF-21、ヤマハSR-X EX、ヤマハSRV-20、そして参加艇の中で一番小さな私のトノクラフト・ランファン プロフィッシャー185を加えた計10艇。
ターゲットの魚種は、いつもその時期にマリーナの会員が釣っている魚の五目釣りにしていまして、今回は城ヶ島の近くで釣れている下記の5目に決めました。
① アジ、イサキ、サバ、ブリなど
② マダイ、アマダイ、キダイなど
③ カワハギ、ウマヅラハギ、マゴチなど
④ ムツ、カサゴ、アコウダイなど
⑤ ヒラメ、アラ、ハタ、クエなど
この①から⑤までを何種類釣るか競います。例えば、アカムツとクロムツが釣れても、④のムツ類ということで1目にカウントされます。
当日はワラサなどの大物も釣れました!
これだけ釣っても3目です(笑)
けっこう忙しい釣りとなりますが、参加者の評判はいいんですよね(自分の名前をとって「トオル方式」と呼んでいます・笑)。時間配分などの事前の計画だけでなく、当日の釣果によって臨機応変に対応することが必要になる、頭脳ゲーム的なところが受けいれられているようです。
ただ、最初の開会宣言のときには、「あくまでも親睦会なので、あまり真剣に釣らないで、楽しんでください!」と、念押ししました。
みなさん、釣れるとこの笑顔! 最高です
これは私の情けない釣果(泣)。2目で7位でした
大会中は、釣れたらすぐLINEグループに写真を投稿して「何目」と書き込むのもトオル方式。実釣していると、みなさんが「釣れましたー」と、どんどんLINEに釣果をアップするので、これ、参加者はけっこう焦ったりして盛り上がるんです。
大会自体は天候にも恵まれ、非常にいい感じに進んだんですが、釣果の集計時に少しだけ事件が発生。というのも、LINE上の名前(ID)と実際の本名がうまく結びつかないんです。また、普段は船名で呼び合っている人たちもいたりして、私一人で運営していることもあり、誰が誰だか判断しづらくて大混乱(結局、マリーナスタッフに集計のお手伝いをお願いし、事なきを得ました)。
優勝した木村ご夫婦
優勝者は、ヤンマーFX22〈smile〉の木村夫妻。①ワラサ(ブリ)、②キダイ、④カサゴ、⑤アカハタの4目で単独完全優勝でした。おめでとうございます!
最後に、こうした釣り大会を開く際の参考になるかもしれないので、賞品についても少々。
賞品は1位からビリまでほぼ同額の釣り用品を用意。1位のボートの代表者が欲しいものを選べるルールにしています(主催者の私は残り物をいただきます)。
今回の賞品は、タックルボックス、クーラーボックス、仕掛けセット×4、ナイフ・ペンチなど、タモ網、お子さま釣りセットなどなど。
また、いつもお世話になっている城ヶ島BMからは、参加賞として全艇に上下架無料券もプレゼント。これで完全に参加者は元が取れた気がします。
参加者&スタッフのみなさん、楽しい釣り大会をありがとうございました。次回もよろしくお願いいたしまーす!
(文・写真=塩入 徹 写真提供=城ヶ島ベイマリーナ)