
日本が誇る美しい海、瀬戸内海。この海を南北に縦断する新たなフェリーが誕生したことはご存じだろうか。
瀬戸内海汽船の新造高速船〈AIVINT(アイヴィント)〉が5月24日、瀬戸内海の主要港である広島港~呉港~松山観光港をつなぐ航路に就航した。船名は広島・呉の旧国名「安芸(Aki)」と愛媛・松山の旧国名「伊予(Iyo)」をもとに、ドイツ語で風を表す「Wind(ヴィント)」を加えて親しみやすいようつけられたもの。
パッと目を引く鮮やかなブルーとレモンイエローの船体が特徴で、この個性的な外観はただ単純にスタイリッシュな見た目というだけでなく、フレッシュでクリーンな推進感を表現しているという。
船の全長は31.5m、総トン数110トンで、最大搭載人員は99人。推進機はドイツの推進機メーカーであるフォイト社の「フォイトリニアジェット」が搭載され、優れた推進力による高速航行(最大28ノット)と低燃費を両立しているほか、静粛性にも優れているので、従来の高速船のイメージからは想像できない静かな船内空間を実現している。
便数は1日8便(うち呉への寄港便は3便)で、広島港~松山観光港間を最短70分で結ぶ。車は乗船できないので要注意。当日現地での乗船手続きもできるが定員に限りがあり先着順となるので、旅程が決まっている際は電話または予約専用メールフォームから予約することをおすすめする。
本州と四国を結ぶ新たな交通網。この夏、瀬戸内海を風を浴びに、ぜひ乗船してみるのはいかがだろうか。
瀬戸内海汽船公式ホームページ
https://setonaikaikisen.co.jp/
〈AIVINT〉特設ページ
https://setonaikaikisen.co.jp/aivint/
この記事は『Kazi』2026年8月号の記事を再編したものです。
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(文=有賀航平/Kazi編集部 写真=GKデザイン総研広島)
