日本のあらゆる船旅を網羅した1冊|『にっぽん全国楽しい船旅2025-2026』が発売

2025.09.24

日本全国の長距離フェリーから、島と島をつなぐ地方の旅客船まで。あらゆる船旅の情報を網羅したムック『にっぽん全国たのしい船旅2025-2026』が、8月5日にイカロス出版から発売された。「にっぽん全国楽しい船旅」は毎年発刊されている年刊本で、今年は新たに就航した〈さんふらわあかむい/ぴりか〉が目玉。いち早く乗船して明らかとなったさまざまな客室やパブリックスペース、一般的には見ることのできない運航の現場などの密着記事の数々が掲載されている。

そのほかにも、パンスターが運航する国際定期航路で、韓国の釜山と大阪を結ぶ新造クルーズフェリー〈パンスターミラクル〉や、青森と北海道を結ぶ青函フェリーの4隻、新造船が投入された尾道の渡船、〈マリーンルージュ〉やシーバスを乗り継ぐ横浜船紀行などなど、その情報量は盛りだくさん。まさに日本のフェリー、旅客船の主要航路や時刻表、主要船舶の情報などが丸ごと分かる1冊となっている。鉄道や飛行機での移動と異なり、時間がかかる船旅。しかし、その移動手段こそが旅の目的になり得る、というほかの交通手段に勝る魅力が船旅にはある。

船旅なんて縁がない……と食わず嫌いしている人も、年を重ねるごとに進化しているフェリーや旅客船での最新の船旅事情は一見の価値あり。もちろん全国のフェリー、旅客船好きは絶対に手に入れるべき、必携の1冊だ。

 


今年就航した注目の新造船〈さんふらわあかむい/ぴりか〉の客室、車両甲板、外観、さらには発着ターミナルまで、気になる詳細情報がしっかりと網羅されている

 


載っているのは決して大型フェリーや豪華な客船だけではない。地方の小さな渡船の情報まで広く深く網羅されているのが船旅ファンにとってはありがたい

 

『にっぽん全国たのしい船旅2025-2026』
●版元:イカロス出版
●ページ数:144
●版型:A4変形サイズ
●価格:2,310円

 

この記事は『Kazi』2025年10月号を再編したものです。バックナンバーもぜひ。

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(文=有賀航平/Kazi編集部、画像提供=イカロス出版)

 



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