テーザー級世界選手権のプレレガッタを沖縄県で開催

2025.06.10

テーザー級の全日本選手権が6月6~8日の3日間、沖縄県最北の国頭(くにがみ)村にあるオクマプライベートビーチ&リゾートで開催された。来年6月には同地でテーザー級の世界選手権を開催する予定で、今年の全日本選手権はそのプレレガッタとして実施されたもの。11歳から70代まで、さらにはオランダからベテランセーラーも参加し、3日間のべ5レースを行った。

 

今大会のために関西は芦屋から1個、関東は江の島から4個の20ftコンテナで、テーザー級20艇を輸送。カートップで運んだ参加者もおり、合わせて21艇が奥間の海を駆け抜けた。

 

 

会期中にちょうど梅雨明けを迎えた沖縄県。レース3日目の最終日には「カーチーベー(夏至南風)」と呼ばれる、前線が北上して吹く南西風が海面を覆い、3レースを実施。4レース目がスタートするも風が振れてN旗掲揚、その後スコールが迫っていたためAPAが掲揚され、プレレガッタは幕を閉じた。

 

優勝は伊藤一石/村岸恭明(江の島フリート)、2位は石川光輝/石黒克司(芦屋フリート)、3位はウド・コンスタンティン/河野恭子(無所属)。全日本優勝記録を、伊藤さんは5回(2018年、2019年、2020年、2023年、2025年)、村岸さんは6回(2011年、2012年、2019年、2020年、2023年、2025年)に伸ばした。なお、最多の7回優勝は日本テーザー協会の前会長の田中郁也/田中紀子夫妻(稲毛フリート。1993年、1995年、1996年、2001年、2003年、2004年、2013年)である。

 


 

第40回 テーザー全日本選手権大会
2026 テーザー級世界選手権プレレガッタ(JTA公式レース第2戦)

●会場:沖縄県国頭村 オクマプライベートビーチ&リゾート
●会期:6月6日(金)〜8日(日)
●参加:21艇
●日本テーザー協会公式サイト:https://tasarjapan.org/index.php
●世界選手権公式サイト:https://www.tasarworlds2026.com/

 

 

以下、6日と8日の写真をお届けする。

 

(文・写真=森口史奈/Kazi編集部)

 

 



ヨットレース

ヨットレース の記事をもっと読む