【Sea"Trip"Style】#7大阪湾湾奥/クルーズ&釣り

2022.02.15

釣りガール・晴山由梨ちゃんが、ヤマハマリンクラブ・シースタイルの各地のホームマリーナを訪れ、その海域でレンタルボート遊びを満喫する、月刊『ボート倶楽部』の連載「Sea"Trip"Style」。
舵オンラインでは、その連載で過去に訪れたホームマリーナの魅力を、誌面では紹介しきれなかったオフショットとともに、あらためてご紹介したい。

今回は、2022年3月号で訪れた、クリエイションマリーナ(大阪府)での遊び方。
まずは、紹介動画をご覧あれ!

※本記事の取材は2021年12月に実施したものです

 

 

沿岸部は水路が巡り、沖に出ればさまざまな魚が釣れる、大阪湾湾奥エリアは、ボートでの楽しみ方がたくさんある。その中でも、今回は堺市にあるクリエイションマリーナにお邪魔。かつて「東洋のベニス」と呼ばれるほどの一大貿易都市として栄え、さまざまな伝統産業が生まれた地だ。

 

クリエイションマリーナ
堺旧港にあるマリーナで、プレジャーボートの保管、販売、修理などを手掛ける。ヤマハマリンクラブ・シースタイルでは、航行区域が広いことが特色で、淡路島まで行けるのだ。また、河川もかなりの距離を走ることができるが、潮位には十分注意が必要なため、計画する際は必ずマリーナに相談したい。

〒590-0986
大阪府堺市堺区北波止町
TEL:072-223-5884
定休日:火曜日、年末年始
営業時間:9:00~18:00(10~5月は17:00まで)

 

シースタイル会員専用の休憩スペース。航行に関しての注意点などがわかるマップなども用意されている

 

今回、まず由梨ちゃんが楽しんだのは、クルージング。
港口に立つ巨大な銅像、龍女神像に見送られ、神戸港へと走らせる。工業地帯を超えると神戸空港が見え、飛行機の発着を見上げる・・・はずが、コロナ禍により便数を減らしているとのことで、今回は見られず。
空港をかわして、本誌での連載初回に来たことのある神戸港へ入っていく。実に5年ぶりの訪問に由梨ちゃんも懐かしそうだ。

 

連載の第1回目でも訪れた神戸港。文字が書かれた白い灯台を前に懐かしむ由梨ちゃん

 

港内のモザイクの大観覧車や神戸ポートタワーを背景に。「海から来ると、大阪から神戸って近いんですね」と驚いていた

 

神戸港に来るまでの海が、予想より風があったため、帰りは中の水路を通って南下する。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや海遊館などを海上から眺め、一度マリーナに戻った。マリーナで少し休憩して、再度、出航する予定だ。
クリエイションマリーナでは、夜間のリバークルーズを船長付きのチャータープランで用意している。これをぜひ体験しようと、日が暮れるのを、というより潮位が下がるのを待ちつつ、マリーナで休憩後、今度は河川に向けて出発した。
ここからは、写真でお届け。

 

サンセットクルーズよろしく、日が傾きかけてきた時間に尻無川水門を抜けて、遡上していく

 

目指したのは、タグボート大正。尻無川が木津川に出合う少し手前にある商業施設で、フードコートのようになっていて、いろいろな飲食店のメニューが食べられるのだ

 

中はこんな感じ。本当にいろいろなお店のメニューがたくさんあるので、迷いに迷うことになる

 

辛いものが大好きな由梨ちゃんは、汁なし担々麺をチョイス。同行してくれるナビゲーターの植田さんも汁なし麺好きなため、同じものを選んで、仲良くいただきまーす! そのほか、みんなでシェアしつつ、いろいろなものを食べた

 

タグボート大正を出て木津川を遡上し、中之島へ向かうと、都会的な雰囲気が広がる。すでに日はとっぷりと暮れ、ナイトリバークルージングの始まりだ

 

中之島にあたり、土佐堀川を遡上していくと、ちょうどクリスマスシーズンということで、リバーサイドにはイルミネーションが。それが水上に映り込むことで、とてもロマンチックな雰囲気が広がっていた

 

多くの橋をくぐっていくが、どれもこれもキレイにイルミネーションが施され、違いを堪能するのも楽しみの一つ。まるでクルージングするボートのためのようなイルミネーションもあり、ちょっとトクベツな気分になれる♪

 

中之島の北端を過ぎて、なお遡上すると、途中、大阪城がキレイに見えるところがあり、少し寄り道して植田さんが連れて行ってくれた。結局、造幣局の近くまで遡上し、帰りは堂島川、安倍川を通って海へ出て帰った

 

たっぷりとクルージングを堪能した翌日。今度は釣りを楽しもうとマリーナを朝出発。少し前まで青ものが回っているという情報があり、あちらこちらでナブラが立っていたようだ。だが、取材の数日前に到来した寒波によって水温が大幅に下がったことから「少し厳しいかもしれません」と言いながら植田さんが舵を握る。
まずは心当たりのあるポイントを回って魚探で探っていく。

 

魚探とにらめっこしながら、各ポイントを回るなか、新島埋立地周りで植田さんが期待の声を上げた。早速釣りスタートだ。2人とも30~40グラムの小さなジグを投げる

 

こんな激アツそうな反応も入るものの、なかなかアタリが出ない時間が続く

 

ナブラが消えては現れを繰り返していたところ、ようやくキャスト圏内に入っても消えないナブラに向かって由梨ちゃんがきれいなフォームでキャスト!

 

ジグが着水するやいなやヒット! ジジジーーーーーーッというドラグ音とともに、ロッドが弧を描き、そのヒキに必死に耐える由梨ちゃん。ライトなタックルだからこそのスリリングなやり取りを存分に楽しんでいる

 

一進一退の攻防のすえ、やっとネットインできたのはメジロ(ブリの若魚)。一気に力が抜けて崩れ落ちながら「あ~!よかった~」と安堵の顔を見せる由梨ちゃん。お疲れ様です!

 

その後、由梨ちゃんに釣れたことでホッとした植田さんがハマチサイズをゲットし、最後に由梨ちゃんが同サイズを追加したところでストップフィッシング。大満足の釣りとなったのでした

 

『ボート倶楽部』2022年3月号には、マリーナの周辺情報も掲載。ボート遊びの帰りに立ち寄れる食事処や観光スポット、お土産などが紹介されている

 

晴山由梨(はれやま・ゆり)
4代目アングラーズアイドル。ダイワのフィールドスタッフ、シーガーのフィールドテスター、キャスティングのイメージガール、つりジェンヌのアンバサダーなどを務め、各種メディアにて活躍中。プライベートでもヤマハマリンクラブ・シースタイルを利用して仲間と釣りに行く。

 

(文=BoatCLUB編集部/茂木春菜 写真&動画=舵社/宮崎克彦)

 

※本記事は『ボート倶楽部』2022年3月号より抜粋。バックナンバー電子版最新刊も、ぜひご覧ください。

 


 


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