5月3日10:00に蒲郡沖をスタートした「DMG MORIオーシャンスプリングフェスティバル2025」。八丈島を回航し、横浜沖のフィニッシュラインを目指す350マイルの長距離オフショアレースだ。
強風のリーチングでの走りが序盤から続き、2日目の夕方に前線が通過した一方で、3日目はいったん微風コンディションとなるも、最終艇の〈シルバ VII〉(岡崎40デッキサルーン)が3日目の5日18:25:24にフィニッシュし、外洋セーリングの魅力を存分に味わうことのできたレースが終了した。
総合優勝は、4日18:06:37にトップフィニッシュした〈マンデーナイト〉(TP52)。国内ロングレースシーンの常連が、ニューボートのデビュー戦でファーストホームで完全優勝を飾った。
(※タイトル写真|ファーストホームでフィニッシュ後、シャンパンファイトで盛り上がる〈マンデーナイト〉チーム)
以下、フィニッシュ時の写真とともにお伝えしよう。
なお、明日5月6日には横浜ベイサイドマリーナで、表彰式のほか、今回は〈シルバVII〉に乗り込んでレースに参加した白石康次郎さんのトークショーなど、海やセーリングを誰もが身近に感じられるイベントが用意されている。ゴールデンウイーク最終日、ぜひ多くの皆さんに足を運んでいただきたい。
(文=安藤 健/舵社 写真=落合明人/舵社)
TP52での初陣を飾った〈マンデーナイト〉。ホームポートは三重県の津ヨットハーバー
こちらも東海勢。息の合ったメンバーで総合2位という成績を収めた〈シャロンVIII〉(Xp44 2.30)
三河みとマリーナをベースに圧倒的な練習量を誇る〈ハルカ4〉(IY 1198)。攻めの走りを見せるも最後に風が落ちて惜しくも総合3位
総合4位は葉山の〈ミスニッポン〉(ベネトウ・ファースト40)。前回大会は参加を見送るも、2年越しの念願かなってこのレースに参戦。充実感に満ちた表情が印象的だった
森 雅彦さん(DMG森精機社長:下写真左から2人目)が艇長を務める〈シルバVII〉(岡崎40デッキサルーン)は、白石康次郎さん(DMG MORI SAILING TEAM)のほか、森さんの奥様も乗り込んで参加。強風コンディションの350マイルの外洋レースを走り切った
明日5月6日には、このレースの関連イベントが横浜ベイサイドマリーナで実施される。ゴールデンウイークの最終日を海辺で過ごすにはぴったりだ
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