琵琶湖全日本インカレDAY4｜最終日ノーレース、早稲田大学が総合優勝
2022.11.06第87回全日本学生ヨット選手権大会は、4日目の最終日を迎えた。朝から風がなかったが、可能であればスナイプ級から先にレースを実施することがブリーフィングで伝えられた。8:40にスナイプ級、8:55に470級のD旗が掲揚されて全艇が琵琶湖へ。沖も無風でAPが揚がり、風待ちとなる。
ブローが吹いても2kt程度と弱く、レースは始まらない。結局11:40にAPA掲揚、ハーバーバックに。3日目までの成績で決着となり、470級優勝は日本大学。2日目までの会心の走りで昨年に続く優勝となった。スナイプ級優勝は早稲田大学、総合優勝の栄冠も早稲田大学が手にした。
早稲田大学監督の関口功志さんは「今年のインカレが琵琶湖開催に決まってから、学生たちには『不確実性をなくすように』という話を何度もしてきました」と言う。琵琶湖という難しいレースエリアを、ついに早稲田が攻略した。全日本インカレ団体戦のレギュレーションが470級とスナイプ級の2クラス制になってから、琵琶湖で総合優勝の栄冠に輝いたのは地元勢だけであり、まさに快挙。これで早稲田は総合3連覇を遂げた。
総合2位は同志社大学。「琵琶湖の王者は自分たち同志社だと思って活動してきたので、とても悔しいです」と主将でスナイプリーダーの石谷 翔は話した。
今大会は470級8レース、スナイプ級7レースを消化して終了した。来年のインカレは福岡県・福岡市（小戸）ヨットハーバーでの開催を予定している。
12月5日発売の『Kazi1月号』はインカレ大特集を掲載するので、ぜひお楽しみに。
最終成績
■470級（24校）
1位 264点 日本大学
2位 267点 早稲田大学
3位 403点 関西学院大学
4位 468点 同志社大学
5位 585点 京都大学
6位 668点 慶應義塾大学
■スナイプ級（24校）
1位 249点 早稲田大学
2位 312点 同志社大学
3位 357点 京都大学
4位 389点 慶應義塾大学
5位 531点 東京大学
6位 546点 関西学院大学
■総合（14校）
1位 516点 早稲田大学
2位 780点 同志社大学
3位 942点 京都大学
4位 949点 関西学院大学
5位 1057点 慶應義塾大学
6位 1071点 日本大学
以下、今日の写真をお届けする。
（文＝Kazi編集部／森口史奈 写真＝Kazi編集部／森口史奈、舵社／山岸重彦）
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