『Kazi8月号』表紙&特集の制作舞台裏

2023.08.01

『Kazi8月号』の巻頭特集「君は外薗潤平になれるか?」、いかがでしたか。取材先で「見たよ!思い切ったね」「面白かった」「あのパンツは仕込みでしょ?」などなど、たくさん反響をいただいた。まだの方はぜひご覧ください。

 

「外薗さんの特集をやろう!」と思い立った理由は、昨年の全日本470級選手権(佐賀)と全日本スナイプ級選手権(福岡)で、外薗さんがクルーとして2週連続で優勝したこと。コロナに感染してしまって取材には行けず、連勝のニュースはインターネットで知った。その後、インカレや全日本選手権の取材で外薗さんをよく知る、本誌おなじみの松本和久さんに協力を仰ぎ、大特集の実現を目指した。

 

東京2020オリンピック後は、主にiQフォイルのコーチをしている外薗さん。海外遠征や国内合宿の忙しい日々の合間を縫って、Zoomやハーバーでの取材・撮影に対応してもらった。

 

 

470級のハウツーの撮影は、神奈川県・江の島ヨットハーバーで活動する神奈川大学体育会ヨット部が協力してくれた。表紙とトビラ(導入ページ)の写真もこの日に撮影することに。外薗さんといえば豪快な笑顔がトレードマークだ。表紙もこの笑顔でいきたいので、松本さんにさまざまな構図とアングルを要望。470級と本人をどのくらい離すか、セールナンバーを見せるか見せないか、マストトップまで入れるか入れないかなど、何パターンも撮影した。そうして表紙に決まったのがこちら。その下の4枚は他の候補写真。本記事のトップ画像は、外薗さんを撮る松本さんを撮ったもの。

 

 

表紙が笑顔なら、トビラは真面目な顔で差をつけようと思って写真を選んだ。編集部やエディトリアルデザインのプロばかりの制作部からは「こっちも笑顔がいいんじゃない?」など意見が出るも、「トビラは笑顔封印でいきます!」と初志貫徹。いい表紙とトビラになったと思う。

 

 

取材にご協力いただいた東京五輪男子470級日本代表の岡田奎樹さん、北京五輪男子470級日本代表の松永鉄也さん、2018年世界選手権男子470級銀メダリストの磯崎哲也さん、神奈川大学体育会ヨット部、コーチや監督、スキッパーの皆さん、そして外薗さんのご両親に感謝を申し上げます。

 

第2弾のダウンウインドハウツーもお楽しみに。『Kazi8月号』の購入はこちらからどうぞ。

 

(文=森口史奈/Kazi編集部 写真=松本和久、森口史奈/Kazi編集部)

 


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