クラス40のダブルハンド世界一周レース「GLOBE40(グローブ40)」の第4レグ(ニュージランド・オークランド→タヒチ・パペーテ)は、〈MILAI〉の粘り勝ち!
約2,300マイルのコースの中で、ラスト100マイル弱でトップになった〈MILAI〉は、2位の〈AMHAS〉と最後までデッドヒートを繰り広げました。
夜明け前の04:39:14(タヒチ現地時間)に フィニッシュラインを通過した〈MILAI〉
photo by GLOBE40
〈MILAI〉は12日15時間39分14秒で、〈AMHAS〉は12日15時間46分56秒で走りました。その差はわずか7分42秒!〈MILAI〉にとって、第1レグ以来のトップフィニッシュです。
第1レグと同じ鈴木晶友さんと中川紘司さんの布陣で挑んだ〈MILAI〉。2人から喜びのコメントが届きました。
鈴木「ニュージーランドで徹底的にメンテナンスし、万全の体勢で挑んだ第4レグを良い結果で終え、純粋にうれしいです。最後の24時間は本当にキツかったけど、2人で頑張りましたし、クラウドファンディングのチャットグループではリアルタイムに声援がたくさん届き、〈MILAI〉を支えてくれるチームメイトやサポーターの皆さんの気持ちが一つになっていると感じました。次のレグは難所のケープ・ホーンを越えるセーリングとなります。パペーテで2週間しっかり調整していきます」
中川「オークランドからタヒチまで、約13日のレースでしたが、8分差でトップフィニッシュできるとは想像もしていませんでした。アメリカ艇〈AMHAS〉のアップウインドのスピード、オランダ艇〈SecHayai〉の上り角度、どちらも〈MILAI〉のそれを上回るもので、単純な走り比べでは勝てる見込みがありませんでした。しかしながら、風の振れや、細かなタッキングポイントの選定などで、なんとか勝つことができました。個人的には、プロローグ、第1レグ、第4レグと、参加した全てのレグでトップフィニッシュできていることは偶然の産物ながらとてもうれしく、スキッパーのMasaはもちろん、チームメートに感謝です」
選手たちを歓迎するセレモニーの様子
photo by GLOBE40
パペーテからアルゼンチン・ウシュアイアまでの第5レグ(約5,000マイル)のスタートは、11月26日(土)の予定です。〈MILAI〉は鈴木さんと、フランス人女性セーラーのエステル・グリックさんで走ります。
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(文=Kazi編集部/森口史奈 トップ画像=MILAI Around The World)
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