『BoatCLUB』読者投稿/#9|レンタルボートで楽しむ釣行

2021.12.22

読者のみなさまから寄せられたボート遊びに関するレポートを掲載している、月刊『ボート倶楽部』の読者投稿記事「進め! BCフィールドレポーターズ」。「舵オンライン」では、過去に掲載された記事の中から抜粋して再掲していきます。


#9
レンタルボート利用で浜名湖&三河湾での釣りを楽しむ法月竹司さん 

●BOAT:レンタルボート
●FIELD:浜名湖・三河湾ほか
●TARGET:ヒラメ、マゴチ

 

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、私の場合「下手の横好き」の最たるもの。
子どものころから釣り好きなのですが、腕前は“永遠の初心者”といったところで、主に陸っぱりを楽しんでいました。

ですが定年後のある日、知人に誘われて参加した浜名湖でのボート釣りで、初のルアーフィッシング(ボトムワインド)を体験したところ、なんと、釣り人生初のヒラメとマゴチを各1尾ゲット! これに背中を押された・・・どころか、背中に飛び蹴りを浴びせられ、前のめりでボート免許を取得。

経済的にボート所有は無理なので、スズキマリーナ浜名湖のマリンレンタルクラブに入会し、私のボート人生が始まりました。

 

当初は緊張の操船で釣果もなく、「ボートに無釣果なし」と信じていた私は「こんなはずでは」と落胆しましたが、「今度こそ」という思いを捨てずに約半年間(レンタル11回目まで)、ルアーでは連続無釣果の苦行を続けました。

しかし、遠ざかることなく乗り続けられたのは、ボートを駆って自分の思うようにポイントを探っていく楽しさが、私を離さなかったからです。

そして12回目、ついに55センチのヒラメをボトムワインドで釣り上げ、感涙にむせんだのでした。
それからは、月に1〜3回の釣行で、浜名湖では毎年、ターゲットであるヒラメ、マゴチの顔を拝ませてもらい、三河湾では念願の青ものも釣り上げたりもしました。

 

いざ出港! バックはスズキマリーナ浜名湖。スズキマリンレンタルクラブは、浜名湖、三河御津、富山、熊本という4つのスズキマリーナの拠点でボートを借りることができ、船種も多いため、同乗の人数や目的によってボートを選べるので助かります。

今回の釣行では〈エスパル11〉(バンビBFF‐21)を駆って、仲間と一緒に浜名湖の中央航路から表浜名湖を目指しました。

表浜名湖はいたるところに浅瀬が広がっていますし、航路内でも水深1.2メートルという浅瀬があります。したがって。喫水の浅いBFF‐21はベストチョイスなのではないかと、個人的に思っています。

 

疾走中のバンビBFF‐21。
2~3人で釣行することの多い私にとって、21フィートというサイズは非常に使い勝手がよく、気に入っています。

 

さてこの日は、エサ釣りではギマ、ベラ、フグと貧果。私はルアーで無釣果でしたが、大活躍したのは同行の岡氏。

 

岡氏と釣果のソゲ。このあとびっくりの展開が・・・?!

「きたーっ!」の声に振り返ると、ロッドは満月のしなり。

 

その前に釣ったソゲ(小さいヒラメ)の親がきたかとタモを用意し、大物を待ち受けていると、水面に上がってきたのは・・・大きなアカエイ!

続いてバイブレーションでツバクロエイを釣り上げた岡氏には、「エイ釣り名人」の称号が授けられたのでした。

「次はきっとオーを釣るよ」「?」「エイエイオー!」などと、たわいもないことを言いながらこの日は終了。次回のリベンジを誓う釣行となりました。

まだまだ私の「下手の横好き」魂は健在のようです。

 

(まとめ=BoatCLUB編集部)

 

※本記事は、『BoatCLUB』2021年9月号に掲載された記事を一部抜粋したものです。最新刊およびバックナンバーもぜひご覧ください。

 


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