
軽くて取り回しがよく、免許も船検も要らない2馬力ボートでの釣行記。今回は静岡県・清水区の三保半島から出艇して、当地で“興津鯛”とも呼ばれ人気の高いアマダイをねらってみた。
※本記事の取材は『BoatCLUB』2025年3月号(2024年12月取材)に掲載した記事を再編、掲載内容は取材当時のものです
今回は三保半島の北端にある三保内浜海水浴場を目指したが、半島の反対側にある三保真崎海水浴場からボートを出している人もいるので、一応チェックしに行ってみたが、段差があって砂浜までの距離が長い。やはり予定通り、三保内浜海水浴場の北側から出艇することにした。
三保内浜海水浴場
トイレにシャワーが併設されているが、ほかの人も使うので水は持ち込んだほうがいい。水際は急に深くなっているので、ハイチェストウェーダーは必須
●駐車料:無料
●施設:トイレ、シャワー
トイレを駐車場の出入り口側から見たところ。海側にシャワーが付いている
この日はほかに利用者がいなかったので、砂浜に続くスロープの近くに駐車して、邪魔にならなそうな場所を選んで準備することができた
砂浜といっても砂利に近いので、バルーンタイヤが活躍する。行きは波打ち際に向かって下っているので、無理してでもフル装備させたままボートを運んだ
出艇して、砂浜にいる釣り人のラインに気をつけながら、ふと顔を上げると、富士山が目の前にどーんと顔を出した
沖へ出るには少し距離を走らなければならないが、幸い波も風も穏やかだった。そのまま三保飛行場の沖へと走らせた
まずはシロアマダイねらいで水深50メートル前後のポイントから始める。小潮といえど潮流が速いようで、あっという間に水深150メートルまで流されてしまったので、仕掛けを回収しようと電動リールの巻き上げを開始したところ、タックルにトラブルがあり、試行錯誤で修正しているうちに水深270メートルまで流されてしまった。
再び水深50メートル付近まで戻り、気を取り直して再スタート。早速、同行するM嬢にアタリが出たが乗らず、回収してみると2本バリ仕掛けのハリが2本とも切られていた。フグの仕業か、、、。その後、何度かフグに苦しめられることになる。
フグの猛攻をかいくぐって上がってきたゲストのヒメ。これまでアタリすらなく、トラブル続きだったので、期待感アップ
またしても水深が深くなってしまったので、再び戻って釣り始める。今度は少し西寄りに流れる角度が変わったが、そのまま流してみる。が、アタリもなく水深100メートルを超えてしまったので、仕掛けを巻き上げると、小生にもM嬢にも何やら重さがサオ先に出ている。
先に上がったM嬢の仕掛けには、アマダイ釣りの定番ゲスト・ヒメコダイが掛かった
そのあと上がってきた小生の仕掛けには、あんとアカアマダイが掛かっていた! 巻き上げた瞬間に食ったのか、掛かっていたのにアタリがでなかったのか、いずれにせよ、少し小さいもののうれしい1尾である
これまで海底起伏が尾根のようになったところを流しており、谷間に入ったところでアマダイが釣れたため、今度は谷間を重点的に流すことにする。谷間は三保半島の海岸近くから始まり、岸に近いのに水深が50メートルもある。そこからすぐに水深70メートルになり、その後、ボートはなぜか迷走気味に流されるようなった。
谷間は魚気が多くアタリも多い。M嬢には写真の小さなオオモンハタのほか、小さなカサゴなども掛かった。「もっと大きければよかったのに」とか言いながらリリースしていた
妙なアタリ、結構強いヒキで上がってきたのは大きなマアジである。その後、M嬢にもマアジが掛かったが、取り込み寸前にバラしてしまった。残念!
最後に掛かったのは大きなミノカサゴ。M嬢が「食べるとおいしいらしいですよ」と言うが、ヒレ毒に当たったらたまらんとリリースした。ここでちょうど時間となったため納竿とした
(まとめ・写真=M嬢/BoatCLUB編集部)
丸山 剛(まるやま・つよし)
1962年生まれ、神奈川県在住。海、山、川、湖とフィールドを選ばず全国を飛び回るプロのアウトドアカメラマン。可搬型のボートを各種乗り継ぎ、現在は2馬力ボートに落ち着いた。
※本記事は『BoatCLUB』2025年3月号より抜粋。誌面では、筆者の視点により、より詳しい仕掛け、ポイント、釣り方などの解説を掲載しているので、気になる人は、バックナンバーや電子版、最新刊も、ぜひご覧ください。