DMG MORIセーリングチームのミニ6.50が進水!

2022.02.01

外洋レースチームのDMG MORIセーリングチームが、2月1日に神奈川県・葉山港でミニ6.50〈DMG MORI Global One Mini 867〉の進水式を実施しました。艇はフランスのオフセット(OFCET)という造船所で造られた中古のミニ6.50で、すでに2度大西洋を横断しています。今後は国内の若いセーラーを中心に、DMG MORIセーリングアカデミーの活動の一貫として艇を活用していく予定です。

 


進水した〈DMG MORI Global One Mini 867〉(ミニ6.50)とDMG MORIセーリングチームのメンバー。前列左から3人目が白石康次郎氏、その後ろに立つのがオーナーの森 雅彦氏

 

スキッパーの白石康次郎氏は「これからDMG MORIセーリングアカデミーとしては、(国内は)葉山を拠点にします。葉山は学生がすごく多いので、(学連ヨット部の活動を終えたあと)世界を見据える窓口になれればなと。いまは1艇しかありませんが、これからフネを増やして、多くの学生諸君に夢を見ていただきたい。その発信点になると思います」と話しました。

 

チームオーナーである森 雅彦氏(DMG森精機代表取締役社長)も参加し、次のようにあいさつしました。
「IMOCA60はちょうどギリシャ沖にいて、今年はまた大きなレースに出る予定です。着実に次のヴァンデ・グローブに出られるように頑張っていきます。私は還暦になりましたし、白石さん(54歳)もそのうち還暦になりますが、もう1回2回くらいはレースを頑張ってもらいたいなと(笑)。一方で、その後の若手の育成という意味において、この葉山の地で若い人に興味を持ってもらって、10年後20年後の白石さんの後継者が出てくるように、微力ながら頑張っていきたいと思います」

 


フォアステイに付けられたDMG MORIセーリングアカデミーの旗(写真下)。学びやの旗らしく、角帽(学士帽)があしらわれています

 


〈DMG MORI Global One Mini 867〉のコクピット。シングルハンド仕様のため、あらゆるコントロールロープ類がコクピット周りにリードされています

 

来年には、チームのクラブハウスも完成する予定とのこと。興味のある方は、ぜひ葉山を訪ねてみてください。

 

(文・写真=森口史奈/Kazi編集部)

 


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