
月刊『Kazi』誌の人気連載、「おいしいキャビン」(監修:西原佳江さん)で紹介した、ししゃもと青のりのフリットのレシピを舵オンラインで無料公開します。
サクッと軽い衣に包まれたししゃものフリットは、青のりの豊かな香りと粉チーズのコクが絶妙に調和した、おつまみにもおかずにもぴったりの一品。仕上げにレモンを搾れば爽やかな酸味が加わり、後味もさっぱり。船上で仲間と囲む一皿におすすめの、揚げ物メニューです!
以下、フードコーディネーターの西原佳江さんが記した秘伝のレシピ帖と航く、“食の航海記”と共にお楽しみください。
「これ、できたての青のりやき。よう香りしちゅうがやろ?」
市場の女将が差し出した袋を受け取る。高知港に上陸したのは、まだ暗がりの残る頃。早朝の港を漂う風の奥に、かすかな磯の香りを感じる。ぶらりと訪れた市場で足が止まったのは、青緑色に光る「青のり」の売り場だった。
聞けば、美しい一級河川、四万十川(しまんとがわ)の河口、清らかな水が混じり合う汽水域で採れた四万十青のりだという。濃厚な風味と香りが凡品とは一線を画す、最高級品として市場に出ていたのだ。
袋の隙間からのぞく青緑色に、船へ戻る足が弾む。帰船するやレシピ帖を開き、作ったのは「ししゃもと青のりのフリット」。「よう香りしちゅうがやろ?」。皿からふわりと立つ磯の香りに、土佐の女将の声が重なった。
ししゃもと青のりのフリット
「ビールは炭酸水でも代用可能です。またししゃもを揚げる油の温度は、菜箸を入れてみて、箸全体から泡がシュワシュワと出てくるかで見極めてください(2回目以降は濡れふきんで箸を拭って)。1 分半で片面にこんがり焼き色がつくくらいが適切な温度です!」(西原さん)
【材料/2~3人分】
ししゃも……8尾
小麦粉……小さじ1
粉チーズ……適量
レモン……適量
揚げ油……適量
A
ビール……50cc
小麦粉……35g
青のり……大さじ1
潮……1g
【手順】
ししゃもと小麦粉(小さじ1)をポリ袋に入れて、シャカシャカ振って全体に薄く粉を付ける。全体に小麦粉が付いたらボウルにAを混ぜ合わせ、ししゃもにしっかりとまとわせる
フライパンに1.5cmほどの深さになるよう油を入れ、180 度に温めたらししゃもを揚げる。1 分半ほどたったら1度上下をひっくり返し、再び1分半揚げる
フライパンからししゃもを取り出し、器に盛り付ける。上から粉チーズをお好みの量振り、最後にくし切りにしたレモンを添えたら、洋風なししゃものごちそうの完成です
◆今回の講師
西原佳江(にしはら・かえ)
油壺でレースやクルージングを楽しむフードコーディネーター。フライパン1個で作れる船上料理を提案
(文=Kazi編集部 写真=舵社 監修=西原佳江)
この記事は月刊『Kazi』2026年1月号に掲載された「おいしいキャビン」を再編集したものです。
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