世界最大規模のプロダクションボートビルダーである「ベネトウ(Beneteau)」。そのセールボートの人気シリーズが「オセアニス(Oceanis)」だ。
オセアニスシリーズは、今年40周年の節目を迎え、世界各国でさまざまな催しが行われている。日本総輸入元のファーストマリーンでも、9月5日(土)・6日(日)の2日間、リビエラシーボニアマリーナで記念イベントを開催する予定だ。(関連記事はこちら)

そのオセアニスシリーズから最新モデルがリリースされた。世界的にもニーズの高い40フィートクラスの40.1の後継モデルとなる「オセアニス42」だ。

最大の特徴は、圧倒的な船上空間の広さにあるといえそうだ。例えば、コクピットは先代の40.1と比較すると、床面積は12%、シーティングエリアは10%拡大された。これは、同クラスのプロダクションヨットでは、最大クラスの面積を誇る。
ヘルムステーションには、オセアニス47&52で採用された革新的な設計が取り入れられている。一体型のシートとバックレスト、すべての操作系を1カ所に集約した人間工学的なコンソール、そしてヘルムコンソールにスロットルレバーを直接組み込んだ設計を採用。これらはすべてヘルムスマンから手の届く位置にあり、直感的に操船を行うことができるはずだ。

船体設計はマルク・ロンバール(Marc Lombard)が担当。本格的なパフォーマンスを備えながら、常にコントロールしやすい特性を実現している。セーリング性能を高めるためにセール面積が拡大され、標準仕様のファーリングマストは40.1と比較して600mmも高くなっている。

船内は、自然光が豊かに入り込む明るい空間を実現。例えば、メインサロンとキャビンの春ウインドーは、先代モデルの約2.5倍の大きさになっている。採光性もさることながら、シームレスに海とつながることのできる視覚的な満足も実現した。

船内の木調にはサンドオークを採用し、柔らかくモダンな印象を演出。インテリアの色調は、アイボリー/サンセット/パシフィックの3タイプから選択することが可能だ。セーリングを楽しむだけでなく、船上で“暮らす”ためのヨットであることが見て取れる。
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オセアニス42は、今年11月のパリ・ボートショーでお披露目される予定。40周年を迎えたオセアニスシリーズの新たな歴史を刻む一艇だといえそうだ。
(文=安藤 健/舵社 画像=Groupe Beneteau)



- 全長:12.86m
- ハル長:11.99m
- 水線長:11.42m
- 全幅:4.23m
- 喫水:2.25m/1.68m
- 軽荷排水量:7,985kg
- 燃料タンク:195L
- 清水タンク:235L
- セール面積:ファーリングメイン37.70㎡、セルフタッキングジブ28.70㎡、ファーリングジェノア35.60㎡、105%ファーリングジェノア37.20㎡、コードゼロ143.00㎡
- エンジン:45馬力



















