ヴァンデ・グローブに向け、白石康次郎の壮行会を開催!

2020.10.29

いよいよ11月8日(日)のスタートが迫っている、単独無寄港無補給世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローブ」。今大会に唯一のアジア人として出場する白石康次郎がスキッパーを務める「DMG MORIセーリングチーム」は、10月29日(木)にDMG森精機 東京グローバルヘッドクォータ(東京都江東区)で壮行会を執り行った。

 


フランスからオンラインで壮行会に参加した白石康次郎

 

新型コロナウイルスの影響により直前の帰国は断念し、フランスに滞在中の白石はオンラインで登場。壮行会では、DMG森精機取締役社長 森 雅彦氏の挨拶にはじまり、白石からはチームの活動報告、クルーの紹介、スポンサーの紹介などがなされた。白石は「クルーはすばらしいメンバーがそろっていて、毎日毎日、船を仕上げています。フィニッシュは80日ほどと考えています。今回は完走が第一」と意気込みを語った。

 


自身もセーラーであるDMG森精機取締役社長 森 雅彦氏。後ろは、オンラインで参加した、DMG MORIセーリングチームのメンバーやメディア関係者など

 

前回2016-2017大会に続いて2度目の出場をかなえた白石。前回大会ではディスマストにより無念のリタイアとなったが、今大会はDMG MORIセーリングチームという強力なバックアップを受け、最新フォイルを備えた新艇〈DMG MORI GLOBAL ONE〉(登記は〈スピリット オブ ユーコー〉)を建造してレースに挑む。
新艇を造ったのはDMG MORIセーリングチームを含めて8チーム(33チーム中)。白石はあくまで目標は「完走」と話すが、新艇はいずれも優勝が狙えるポテンシャルを備え、要注目だ。

 


「愛と勇気と忍耐とド根性で乗り切りたいなと思いますね!」と語ったメッセージムービー (photo by Jun Nakajima / Kazi)

 


会場ではレースコース図、白石の写真や、実際にレースで着用するウエアなどが多数展示された

 

なお「ヴァンデ・グローブ観戦ガイド」が、11月5日(木)発売の月刊『Kazi』12月号に掲載される。内容は、コースの解説や全33チームの紹介、レース艇IMOCA 60について、また白石のインタビューなど盛りだくさんな内容となっている。

 

(文・写真=Kazi編集部/森口史奈)

 

※追記:10月30日時点の最新情報
フランスで10月28日夜(現地時間)に発表された全国的なロックダウン(都市封鎖)を受け、ヴァンデ・グローブの実行委員会は、10月29日(木)23時59分にレースビレッジの閉鎖を発表した。今後の動向次第ではあるが、現時点では無観客でのレーススタートが予定されている。

 

ヴァンデ・グローブ公式ウェブサイト

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