
【水路を航く】#67/非日常的な場所から、非日常的光景を目で楽しむ ~徳島県徳島市・吉野川、新町川~
国内外から100万人以上もの人々が集まる真夏の祭典「阿波おどり」。
三味線、太鼓、鉦が奏でる軽快な音楽のもと、町のそこかしこで踊りが繰り広げられるこの祭りは、演者だけでなく見物客も一緒に踊り、参加できるというユニークさでも知られ、今や徳島県の代名詞であるといえる。
年間通して就航する観光船は、この期間だけは特別に夜間も運航。
町全体が巨大な熱気に包まれる非日常的光景を、地上とは違う角度から観賞することもできるのだ。
(トップ画像説明)
日が沈み、川沿いの屋台や木々に飾られた照明が輝き始めるころ、祭りの盛り上がりは最高潮を迎える。観光船の乗客たちは、船上での特別な時間を楽しんでいた
◆日本各地にある海峡や運河などを巡る、月刊『BoatCLUB』の人気連載「水路を航く」。 舵オンラインでは、過去に誌面で取り上げた水路の中から、印象的だったいくつかの水路を再掲する。
◆第67回は、『BoatCLUB』2024年8月号に掲載された、実に400年以上の歴史を持つ真夏の祭典・徳島県の阿波おどりの風景をお届けする。
(※本記事の取材は2023年の8月に実施しました。掲載内容は取材当時のものとなりますのでご注意ください)
夕方、薄紅色に染まる空を背景に、新町川では大勢の見物客を乗せた観光船がひっきりなしに行き交っていた
新町川に架かる橋は、それぞれに趣向を変えて特別にライトアップされる。下をくぐり抜ける 観光船も陸上をそぞろ歩く見物客も、その輝く美景を楽しんでいた
ひょうたん島クルーズ発着所付近の両国橋には踊り子をモチー フにした等身大のブロンズ像が設置されている
期間中は 歩行者専用となる橋の上は、多くの人たちでにぎわっていた
両国本町演舞場では、踊り子たちが踊りながらゆっくりと車道を進む。両端の歩道には 観客席が設けられ、道沿いのビルにも観客の姿があった
高知県の瓶ヶ森(かめがもり)に端を発する吉野川。四国山地に沿って東へと流れ、徳 島県で紀伊水道に流れ込んでいく。祭りの翌日、海にほど近い河口域できれいな朝焼 けを見ることができた
(文・写真=山岸重彦/舵社)
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