【Sea"Trip"Style】#6 諏訪湖/クルーズ&ワカサギ釣り

2021.11.27

釣りガール・晴山由梨ちゃんが、ヤマハマリンクラブ・シースタイルの各地のホームマリーナを訪れ、その海域でレンタルボート遊びを満喫する、月刊『ボート倶楽部』の連載「Sea"Trip"Style」。
舵オンラインでは、その連載で過去に訪れたホームマリーナの魅力を、誌面では紹介しきれなかったオフショットとともに、あらためてご紹介したい。

今回は、2021年12月号で訪れた、諏訪湖のウインドウェーブ(長野県)での遊び方。
まずは動画をご覧あれ!

※本記事の取材は2021年10月に実施したものです

 

 

2021年からシースタイルを利用できるようなった、諏訪湖にあるウインドウェーブ。
“海なし県”では数少ない免許教室を運営し、広いエリアの受講者を抱えているほか、宿泊施設の経営もする地元密着型のマリーナだ。
代表の森山 広さんは、生まれも育ちも諏訪で、諏訪湖のことで知らないことはないんじゃないかと思うくらいの知識と情報量を持つ。体育教師やヤマハの販売店勤務など、多彩な経歴を持っている。

 

湖畔にあるウインドウェーブの桟橋。クラブ艇は、ここからの出航となる。この桟橋と道路を挟んで対面するのが事務所だ。トイレやシャワーなどの設備はそこで利用できる

 

ウインドウェーブでは、もう一つ湖畔に桟橋を構えていて、こちらはバーベキューができたり、諏訪湖で有名な花火見物がド迫力で見られたりする。詳細はウインドウェーブ、または諏訪湖BBQマリーナ

 

今回、由梨ちゃんが楽しんだのは、雰囲気たっぷりの湖上クルーズと、解禁されたばかりのワカサギ釣り。
まずは、クラブ艇であるヤマハFR-20LSに乗って鏡のような湖面へ。

マリーナの係留桟橋の前は一面のヒシ(水草)が生えていて、まるで絵画のような雰囲気。ただ、ボートを走らせるには、プロペラに絡んだりしてやっかいだ。桟橋から湖内へのアクセスは、ヒシが刈ってあるところをまっすぐ進む。少し沖に出ればヒシはなくなるので、浅いところだけ、このヒシに要注意。

さて、まずは湖の南にある初島へ。花火の打ち上げのために人工的に造られた島だ。
向かう途中、富士山がちらりとお目見え。諏訪湖と富士山は100キロほど離れているそうだが、くっきり見えている。森山さんによると、見えない日もあって、お邪魔した日は珍しいくらいの晴れ&ベタ凪だったそうだ。

 

初島に上陸! 桟橋があるので安心して着けられるが、島には諏訪大社と同様に御柱が4本立てられていることからもわかるように、神聖な場所でもあるので、上陸に際しては森山さんに確認してからにしよう

 

桟橋から階段を数段上がると鳥居が。7年に一度の御柱祭では、四本の柱を立て替えるため、湖上を新たな御柱が運ばれてくるのだそうだ

 

初島には、こうして花火台が並んでいる。今回はここから打ち上げられる花火を見ることはできなかったが、花火が上がるときの迫力たるや、きっとすごいのだろう

 

さて、初島を訪れたあとは、諏訪湖の北にある湖上噴水へ。常に水が出ているわけではなく、1時間ごとに15分間噴き出すようになっているので、見たい場合には時間を見計らって行くといいだろう。

 

高さ55メートルも吹き上がる噴水は、近くで見ると、なかなかの迫力だ。角度によっては白鳥が羽根を広げているように見えるため、その角度を探して記念撮影すべし

 

31の河川から水が流入する諏訪湖だが、出て行くのは天竜川のみ。その天竜川へ流れ出す水量を調節したり、諏訪湖の水面の高さを調節する目的で造られた釜口水門の前に、湖上噴水があるのだ。
釜口水門は、漁師のみが行き来でき、プレジャーボートは通航できないが、歩いていけば水門の上から湖を見渡すことができる。

 

さて、湖上の風景を堪能したあとはランチ! 森山さんの後輩が営んでいるというお店「塩天丼」へ。究極の天丼と呼ばれる店の名物の塩天丼を、そのまま店名にしてしまったという、なんともユニークなお店。
また、ラーメン店「麺屋宮坂商店」という店と隣接していて、なんと店内でつながっているという珍しい造り。

 

不思議な造りのお店でランチをいただきます! なぜか店の前にはウルトラマンが

 

塩天丼を食べていたら、店主自慢のラーメンも特別にいただいてしまい、図らずもとても豪華な食卓となった。特性のゴマ塩で味付けされた天丼と、魚介のだしが効いたラーメン、すごくおいしいランチを食べて、満腹になったところで、午後はワカサギ釣りへ。

解禁したばかりのワカサギ、どのくらい釣れるかな?とルンルンの由梨ちゃん。諏訪湖のドーム船はエンジン付きで動くため、ワカサギのいるところにアンカリングしているはず。ということで、アンカリングされたドーム船を目当てに向かい、邪魔にならないように周辺をドテラで流す。

魚探を見ると水深は4メートル程度。由梨ちゃんと森山さんが仕掛けを落とすと、開始早々からアタリが連発。すぐにワカサギが釣れ上がってきた。さすが由梨ちゃん♪
いつもより小さめのハリで苦戦気味だった森山さんも釣り上げ、そこからはコンスタントに上がってくるように。中には2年魚らしきサイズも交じり、ブルブルとしたヒキも楽しめた様子。

 

釣れるかな、と右舷側で釣りイトを垂らす由梨ちゃん。諏訪湖でのワカサギ釣りは久しぶりだそう。また、普段はドーム船でのワカサギ釣りなので、プレジャーボートでワカサギをねらうのは初めてとのこと

 

すぐに上がってきたワカサギ。いいサイズも交じり、コンスタントに釣れてくる。午後になって少し風が強くなり、あっという間にボートが流されるため、何度か流し直したが、アタリはずっと出ていた

 

由梨ちゃんも少しだけステアリングを握る。静かな湖面を滑るように進むボートの操船は気持ちよかったようだ

 

ヒシの切れ目をぬってマリーナの係留桟橋へ。天候に恵まれ、たっぷりと諏訪湖を満喫できた1日となった

 

『ボート倶楽部』2021年12月号には、マリーナの周辺情報も掲載。ボート遊びの帰りに立ち寄れる食事処や観光スポット、お土産なども紹介している

 

晴山由梨(はれやま・ゆり)
4代目アングラーズアイドル。ダイワのフィールドスタッフ、シーガーのフィールドテスター、キャスティングのイメージガール、つりジェンヌのアンバサダーなどを務め、各種メディアにて活躍中。プライベートでもヤマハマリンクラブ・シースタイルを利用して仲間と釣りに行く。

 

(文=BoatCLUB編集部/茂木春菜 写真=舵社/山岸重彦)

 

※本記事は『ボート倶楽部』2021年12月号より抜粋。バックナンバー電子版最新刊も、ぜひご覧ください。

 


あわせて読みたい!

●12月3日が「魚群探知機の日」に認定!|日本が誇るテクノロジー

●魚をおいしくする津本式②/神経締め

●『魚探反応丸わかり図鑑』の電子版、ついに登場!

 


ボートフィッシング

ボートフィッシング の記事をもっと読む