あえて具をたっぷり入れたマルソウダの風味引き立つワンタンスープ

2026.05.03

一見すると、肉を使ったワンタンスープに見えるが、ちゃんとマルソウダの身が入っている。スープの麺としてのワンタンのほかに、くるっとまとめて揚げれば、ビールや焼酎にうってつけのアテの誕生だ。(舵オンライン編集部)


肉肉しくてしっかりとした食べ応えのある
マルソウダのワンタンスープ

このワンタンを食べた瞬間は、視覚からの錯覚か中の素材が魚だとはすぐには気が付かない。ニラとニンニクが入っているからかナ。それはともかく、オイラ的にはワンタンは麺類だと思っているので、中に入れる具はほんのチョットにし、ワンタンのヒラヒラの面積が多いほうが正しいと思っている。特にスープに入れる場合はネ。しかし、今回は素材のマルソウダの風味を引き立てるためにあえて具の量を多くした。

そして、せっかくなのでもう一品、揚げワンタンも作ってみた。こちらは、ヒラヒラの部分が広いと油っぽくなるため端をまとめて高さを出した。コイツはビールや焼酎に最適なアテだ。それから、スープのだしになる野菜はこの組み合わせがイチオシ。これにガラなどの動物質を加えればラーメンスープになる。まぁ、基本的には冷蔵庫で眠っている野菜たちで構わないが、タマネギだけは甘みが強すぎるので入れすぎ注意ですゾ。

 

【材料】(2人分)

●マルソウダ 200グラム ●塩 適量 ●ニンニク 1片 ●長ネギ 1本 ●ローリエ 1枚 ●ブロッコリー 1/4株 ●しょうが 1個+適量 ●水 1リットル弱 ●溶けるスライスチーズ 半枚 ●ニラ 1/4束 ●ごま油、鶏ガラスープ顆粒 各小さじ1+適量 ●ナツメグ、かたくり粉 各小さじ1 ●しょうゆ、塩こしょう 適量 ●ワンタンの皮 30枚 ●ニンジン 1/3本 ●チンゲンサイ 半株

 

①マルソウダを五枚におろして、皮と腹骨、血合い骨を取り除く。血合い肉も取るが多少残ってもヨシ。次に水抜きをする。切り身全体に塩をまぶして30分から1時間放置する。塩が溶けて水分が切り身の表面に浮いてくればOK。塩を洗い流して水気を切っておく

 

②野菜でスープを作る。ニンニクは皮を取って軽くつぶす。長ネギは青い部分を使う。ローリエは必須。ブロッコリーは適当な大きさに切る。しょうがは1センチ厚に切って細かく包丁で切れ目を入れておく。1リットル弱の水で強く沸騰させないように1時間ほど煮る

 

③①の切り身をできるだけ細かくなるまで包丁でたたく。溶けるスライスチーズは一度千切りにしてから、ニラは小口切り、長ネギ(白い部分15センチ)は縦長に切れ目を入れてから、しょうがは極薄スライスを数枚切ってから、それぞれをみじん切りにする

 

④③をすべてポリ袋に入れ、ごま油、鶏ガラスープ顆粒、ナツメグ、かたくり粉、各小さじ1にしょうゆと塩こしょう少々を加え、粘りが出るまでよくもみ込む。袋から取り出したら、この時点で少量を取り分けてフライパンなどで焼いて味見をしておけばあとで後悔しない

 

⑤④のタネをまずは3等分にしてから、最終的に30個になるよう小分けしておけば内容量のバラつきがなくなる。スープに入れるワンタンは三角形の二つ折りでいいが、揚げるほうは立体的な形にする。木の葉ぎょうざの形でもいい。スープ用に10個、揚げ用に20個作る

 

⑥②のスープで煮詰めた野菜類は取り出し、かわりにスライスしたニンジン、残っている長ネギを斜めに小口切り、チンゲンサイはザク切りにし、スープに入れて火を通し、鶏ガラスープとしょうゆとごま油で味付けする。最後にワンタンを入れて浮いてきたら完成

 

須藤恭介(すとう・きょうすけ)
愛称、Mr.ツリック。長年、月刊『ボート倶楽部』の筆者として活躍。40年前に釣り雑誌で連載を始めて以降、さまざまなジャンルの釣りに親しむ。過去にいくつかの飲食店で働いた経験をもとに、釣果料理のノウハウも紹介している。

※本レシピは月刊『BoatCLUB』2025年6月号「さかな食堂へようこそ」に掲載されたもののダイジェスト版です。最新号もよろしくお願いします!

(文=須藤恭介[Mr.ツリック] 写真=『BoatCLUB』編集部)

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