RYA シーサバイバル ハンドブック|日本語版が発刊!

2021.10.17

セーラーが外洋で生き残るための究極のハンドブック──

イギリスのRoyal Yachting Association(RYA:英国王立ヨット協会)が刊行する『RYA Sea Survival Book』の日本語版が、このほどついに完成した。

このハンドブックは、もともとセーリング技術のライセンス機関であるRYAが制作したもので、現在も「RYAベーシックサバイバルコース(1日コース)」と2日間の「RYAワールドセーリングオフショアセーフティーコース(2日コース)」のテキストとして使用されているほか、外洋セーリングにおけるサバイバルトレーニングの教本としてなど、幅広く利用されている。

陸から遠く離れた外洋で、セーラーがいかにして生き残るかのノウハウがぎっしりと詰まっている。世界の海をクルージングする場合でも、単に内海を走る計画を立てている場合でも、このハンドブックは、主要な要件について述べるだけでなく、適切に準備する方法についてもアドバイスがなされている。

 

まさに、セーラー必読の一冊。しかし残念ながら、これまでは英語版のみしか刊行されていなかったのだが、このほど、ついに待望の日本語版が発行されることとなった。

 

翻訳、日本での発行元はJOSA(日本オーシャンセーラー協会)。わかりやすいイラストも豊富で、外洋に出るにあたって身に着けておきたい、そして知っておきたい情報が網羅されている。内容やイラストは随時アップデートされており、今回の日本語版は、もちろん最新版となっている。

 

セーリングクルーザーに乗るすべてのセーラーに、ぜひ手に取っていただきたい一冊だ。

 

(文=舵社/安藤 健)

 

●著者:キース・コルウェル ●翻訳/発行:一般社団法人 日本オーシャンセーラー協会(JOSA) ●価格:2,750円(税込) ●サイズ:24.5×17.3(cm) ●ページ:196ページ(オールカラー)

 

●主な内容:

パート1
1章 出航前に
2
章 冷水から生き残る
3
章 ライフジャケットとPFD(浮力補助具)
4
章 ライフラフト
5
章 助けを求める
6
章 生き残る意思を持つ
7
章 船体放棄
8
章 レスキューコミュニケーション
9
章 レスキュー

パート2
10
章 気象を理解する
11
章 荒天準備
12
章 荒天下のハンドリング
13
章 落水(MOB)を防ぐ
14
章 落水者(MOB)救助
15
章 消火活動
16
章 応急処置

 

●購入方法

舵社 販売部から購入することが可能です。
詳細はコチラをご覧ください。

 

●JOSAのホームページ
https://www.josa.jp/

 


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