ラグジュアリークラスの客船クルーズの魅力

2026.03.06

昨今さらなる注目が集まる「客船クルーズ」は、1人1泊1万円前後から気軽に楽しめるカジュアルクラス、日本船籍の〈飛鳥II〉や〈飛鳥III〉も含まれるプレミアムクラス、オールインクルーシブで客室の多くがスイートルームのラグジュアリークラスと、大きく三つのクラスに分けられる。

 

去る1月、ラグジュアリークラスの「オーシャニアクルーズ」と「リージェント セブンシーズクルーズ」の、シニアバイスプレジデントであるスティーブ・オデル氏がプロモーションのため来日。それぞれのクルーズラインに投入する新造船について紹介した。(トップ画像はリージェントの新造船〈セブンシーズ プレステージ〉のアトリウム)

 


メディアイベントのため来日した、リージェント セブンシーズクルーズhttps://jp.rssc.com/のシニアバイスプレジデント、スティーブ・オデル氏。舵社が発行するムック『Sea Dream』を手に

 

2025年に〈オーシャニア アリューラ〉を進水させ、高い評価を得たオーシャニアクルーズは、自社9隻目となる次世代の客船〈オーシャニア ソナタ〉を、2027年8月に就航する。〈オーシャニア ソナタ〉は、総トン数8万6,000トンで乗客定員は1,390名と少なく、客室の1/3がスイートルーム。ゆとりのある船内をぜいたくに活用し、上質なクルーズ体験を提供する。ペルーと日本の調理技術と味覚を融合したダイナミックなフュージョン料理をいただける、「ニッケイキッチン」というレストランにも注目だ。

 


新造船〈オーシャニア ソナタ〉
●就航:2027年夏 ●全長/全幅:281m/35m ●総トン数:86,000t ●客室数/乗客数:695室/1,390人

オーシャニアクルーズ公式サイト
https://jp.oceaniacruises.com/

 


客室「オーナーズスイート」

 


ラウンジ「ホライズン」

 

一方、リージェント セブンシーズクルーズは2026年冬に、新造船〈セブンシーズ プレステージ〉をお披露目する。オールスイートの客室カテゴリーは12で、新たに4カテゴリーを設定し、全客室にプライベートバルコニー付き。中でも特筆すべきは、817平米の広さを誇る「スカイビュー・リージェントスイート」だ。

 


新造船〈セブンシーズ プレステージ〉
●就航:2026年冬 ●全長/全幅:224m/31m ●総トン数:76,550t ●客室数/乗客数:408室(スイート)/822人

リージェント セブンシーズクルーズ公式サイト
https://jp.rssc.com/

 

最上級の客室「スカイビュー・リージェントスイート」

 


広々としたアトリウム

 

最後に田久保雅己(海のライフスタイルマガジン『Sea Dream』編集長)による、オデル氏のインタビューをお届けする。

 

田久保雅己:客船クルーズ事業において最も大切にしていることは何でしょうか。
オデル氏:クオリティーの高い体験を提供することと、スタッフを十分にトレーニングすることです。このようなラグジュアリーなクルーズ船においては特に重要な点で、スタッフたちがいかにクオリティーの高いサービスを提供して、ゲストを満足させられるかを考えています。

田久保:世界中にいろいろなクルーズ船がありますが、「オーシャニアクルーズ」と「リージェント セブンシーズクルーズ」の位置付けを教えてください。
オデル氏:リージェント セブンシーズクルーズは、750人定員の小型船で、オールスイートの客室で、オールインクルーシブです。オーシャニアクルーズは、1,200人の乗客で、客室はスイートが30%、ステートルームが70%になっています。インクルーシブなものは少なめです。初めて弊社のクルーズに乗る方には、まずオーシャニアクルーズをおすすめします。

田久保:一時期、スモールサイズの客船が人気でしたが、最近の傾向はどうでしょうか。
オデル氏:今まで以上に大きな客船でありつつ、少ないゲスト数の客船が人気です。例えばリージェント セブンシーズクルーズですと、55,000トンの客船に700人のゲストで、1人あたりのスペースが広い。新造船は今までより40%広く、ゲストの数は10%少なくなるので1人あたりのスペースがますます広くなります。

田久保:日本のお客さんに人気の目的地はどこでしょうか。
オデル:春や秋のヨーロッパの地中海と北欧です。これから冬の地中海でのクルーズも実施するので、新たな魅力を知ってもらえると思います。また、新しい目的地としてアイスランドをおすすめしたいですね。陸路では移動が難しいアイスランドですが、海からはアプローチしやすいですから。

田久保:僕も50年ぐらいヨットに乗っているんですけども、客船クルーズでは部屋にあるモニターでもチャートを見ることができて、楽しいんですよ。
オデル氏:ヨットのように自分で操船しない客船クルーズでは、船の中から、移り変わる外の景色を楽しんでいただきたいですね。

 

オーシャニアクルーズおよびリージェント セブンシーズクルーズは、日本発着、アジア各国から日本へ、日本からアジア各国へのクルーズを設定しているので、興味のある方はぜひ一度ウェブサイトをご覧いただきたい。

 

(文・写真=森口史奈/Kazi編集部 インタビュー=田久保雅己 画像提供=オーシャニアクルーズ、リージェント セブンシーズクルーズ)

 


 


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