汚れを洗浄しエンジンの不調を改善!燃費改善も期待できる添加剤

2025.05.04

エンジンにとって避けられない、インジェクター周りの煤汚れを落とし、さらに再度汚れが付着するのを防ぎ、年に1度燃料に加えるだけでエンジンを好調に保てるインジェクタークリーナー「ネプ・チューンアップ」をご紹介しよう。

 

開発者の体験から生み出された添加剤

エンジンにとって避けられない汚れがインジェクター周りの煤汚れ。カーボンスラッジなどとも呼ばれ、ガソリンとディーゼルの燃料種別にかかわらず悩まされるものとなる。これを放っておくと、「エンジンのかかりが悪くなった」「加速力が落ちた」「燃費が悪くなった」「黒煙が気になる」などというトラブルにつながる。ひどい場合は、インジェクター交換や修理が求められ、高額な費用がかかることも。

そんな事態を簡単に防げるのがインジェクタークリーナーだ。ボートの世界ではあまりなじみのないものかもしれないが、クルマ業界では当たり前。開発に携わったリテイル・イノベーション・システムの太田浩道社長は、自身の体験から必要性を強く感じた。

「以前、乗っていたインボード艇で6気筒のうちの1本をやっちゃってね。インジェクター交換の修理に35万円くらいかかった。そこでインジェクタークリーナーを思い出したんだけど、クルマ用はあるけど、フネ専用のってないなと。ないなら作ったらいいんじゃないかなと思って。自分のフネがインボード艇だったから、ディーゼルエンジン用のものを考えました」

クルマ用のものは、マフラー内に浄化処理を行う排気システム(触媒)があること、さらに排気規制などの問題から、それらに影響を与えないような成分構成になっているそうだが、船舶の場合は、汚れ落としに特化した成分にできる。

「創業80年以上の国産オイルメーカーと共同研究して、カーボンを強力に落としつつ、落としたあとにまたカーボンが付着しにくくなるよう薄く膜ができるような成分構成にしてもらったんです」

こうして出来上がったのがディーゼルエンジン用のインジェクタークリーナー「ネプ・チューンアップ」だ。

 

使用前と使用後の黒煙の様子。明らかに改善されている。使用しているうちに徐々に効果を感じていくそうだが、だいたい稼働50時間くらいではっきりと効果を実感できるという

 

年に1度の使用でエンジンの好調を保てる

開発する過程で、遊漁船や漁船など10艇にテストしてもらったところ、効果はてきめんだった。

「吹け上がりがね、すーっとよくなるんですよ。黒煙も出なくなるし、燃費もよくなる。燃費は時間あたり何リッターっていうのが一般的だけど、ボートだと海が荒れているときと穏やかなときと全然違うじゃない。でも体感はできるから」

使い方は簡単で、軽油500~600リッターにつき1本を入れておけばいい。稼働時間にもよるがプレジャーボートならば1年に1度程度の使用でいいそうだ。使い方にはタンク容量が4分の1くらいになったら入れるとあるが、これは高い効果を求めてのこと。

「タンクレベルが低いときに入れて給油すればよく混ざるからという意味で書いていますが、実際は4分の1まで燃料入れないって怖いから、半分くらいの給油のときで大丈夫です。ある程度混ざるし、走っているうちにも混ざりますから」

こうして効果を実感できたあと、今度は船外機用の「ネプ・チューンアップ」を開発。こちらはディーゼル用とは成分が全然違うそう。

「船外機艇って小型が多いから冬に長期で乗らないっていうことが多いでしょ。だから、燃料の劣化を防ぐための成分も入っています。もちろん、インジェクターの汚れは取るし、その後の再着防止効果もありますが、ディーゼル用と比べると若干洗浄力は落ちます。防錆剤など別の成分も入れているので」

ということで、太田さんの友人で船外機艇オーナーの片山幸弘さんにも聞いてみた。
「やっぱり吹き上がりがいいよね、燃費もいいし。使ってみると全然違うのがわかりますよ」
とこちらも効果を体感している。

船外機用はタンク容量がさまざまなこともあり、50~150リッターに1本となっていて、添加量が1%を超えないようにと書いてあるが、濃いと何か悪影響があるわけではなく、単純にそれだけで効果が出るので、それ以上加える必要がないという理由だそうだ。

1年に1度、燃料タンクに入れるだけで、エンジン内部をきれいに保ってくれるスグレモノ、入れない手はないと思うのだが、いかがだろうか。

 

使い方は超簡単!よく振ったあと燃料タンクに入れるだけ。ディーゼル用は500~600リッターに1本ということで、取材したボートは600リッターのタンク容量だったが、タンクが左右に分かれているため両方にだいたい半分ずつ入れていた(内部でつながっているのでだいたいでOK)

 

エンジンをかけても黒煙は出ない。ディーゼルエンジン特有の臭いも薄れるため、ゲストの船酔い対策にもよさそう

 

ディーゼルエンジン用「ネプ・チューンアップ」
■内容量:1L
■使用量:500~600Lの軽油に対して1本を添加
■価格:10,780円

 

船外機用も同じく、よく振ったあと燃料タンクに入れるだけ。こちらは50~150リッターに1本。燃料タンクレベルが下がっているときに入れて、その後給油すると、タンク内でよく混ざり効果が行き渡る

 

船外機用「ネプ・チューンアップ」
■内容量:500ml
■使用量:50~150Lのガソリンに対して1本を添加(50L未満の場合は添加量1%を超えないように)
■価格:5,280円

 

5月2日発売の月刊『BoatCLUB』6月号にて、この「ネプ・チューンアップ」のディーゼルエンジン用と船外機用、それぞれを読者様にプレゼント! 4名様分あるので、応募してみてはいかがだろうか。どちらが欲しいか明記するのをお忘れなく!!

 



グッズ

グッズ の記事をもっと読む