木村啓嗣さん、単独無寄港世界一周航海へ

2022.11.12

単独無寄港世界一周航海の日本人最年少記録に挑む木村啓嗣(ひろつぐ)さんが、母港の兵庫県・西宮の新西宮ヨットハーバーからその長い旅をスタートさせた。木村さんは1999年8月生まれ、大分県出身の23歳で、別府翔青高校でヨットを始めたセーラーである。

 


今日9:30から行われた出港式の様子。後ろの幕は、高校の習字の先生に啓嗣の啓はハイケイのケイと伝えたところ、拝啓を背景と勘違いされたそうで、でも「それも面白いので、そのまま飾っている」とのこと

 

現在の日本人最年少記録は、海洋冒険家・白石康次郎さんの持つ26歳10カ月20日(1994年)。木村さんは、白石さんが単独無寄港世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローブ2016-2017」に出た姿を見て「いつか自分も」と憧れ、まずは実績作りの一つとして世界一周しようと思い至ったという。

 

世界一周プロジェクトの名前は「Go around Re-Earth」。2021年4月の『Kazi』誌の取材時には「現実的には2023年のスタート。願望も含めて1年早まって、2022年にスタートできたらいい」と話しており、それを実現した。今年は大型連休に沖縄-東海ヨットレースに出たり、回航を兼ねたシングルハンドセーリングをしたりして、長距離航海のトレーニングを重ねた。旅の相棒は所属企業「浜田」が所有する〈ミランダ〉(X-41)で、約半年での帰港を予定している。

 


プロジェクトを全面的にバックアップする、浜田の代表取締役・濵田篤介(とくすけ)さん

 


出港前、たくさんのメッセージが添えられた日の丸を掲げる木村さん

 


〈ミランダ〉のチームメートや関係者、報道陣に見守られながらドックアウト。2022年11月12日14時に世界一周に向けて出港

 

■世界一周プロジェクト特設ページ
https://www.kkhamada.com/project/yacht/

 

『Kazi』2021年11月号に木村さんと濵田さんのインタビュー記事を掲載しています。今日の出港を取材した記事は12月5日発売の『Kazi』2023年1月号に掲載予定です。

 

(文=Kazi編集部/森口史奈 写真=舵社/山岸重彦)

 


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