ボートに乗って感じる。ニューカマーのための体験型イベント

2021.09.28

9月25日(土)、26日(日)の2日間、横浜ベイサイドマリーナで、エントリーユーザーやニューカマーを対象にした新しい形の体験&試乗会「はじめよう海。乗ってみようボート。」が開催された。
●タイトル写真=奥からタルガ30.1(ウインクレル)、クリスクラフト・カタリナ27(ポートサイド)

2020年のボート免許取得者は約70,000人と、例年の1.3倍にも増加している。新型コロナウイルス禍のなかで、アウトドアレジャーであるプレジャーボーティングに、大きな注目が集まっている状況だ。

ただ、例えばクルマの場合だったら、免許を取ったら家族や友人が所有するクルマなど、実際にすぐに乗ることのできる環境が整っているだろう。しかし、ボートの場合は、なかなかそういうわけにはいかない。また、ボートショーや展示会などに足を運んでも、ニューカマーが自分自身の遊びと直結してイメージすることは難しいと思う。

そんななかで、「一人でも多くのボートファンを増やそう」、あるいは「まずはボート遊びを知ってもらおう」という主旨に賛同したインポーター6社が中心となって企画されたのが、今回の「はじめよう海。乗ってみようボート。」というイベントだ。販売がメインとなるボートショーや展示会ではなく、あくまでも「体験」と「試乗」にこだわった、これまでにない試みである。

現在の社会情勢を鑑みて、積極的な告知や集客は控えていたものの、イベント当日は、1回1時間×7艇の体験&試乗の枠が、毎回ほぼ埋まるという状況だった。事前申し込みのあった方はもちろんだが、当日、現場で興味を持った方の参加も受け付けた。免許の有無はまったく関係ない。海の楽しさ、ボートの楽しさを知ってもらうことが、一番の目的なのだから。

 

2日間のイベントを記録した動画はコチラ↑↑

 

入場時には検温、消毒をしたうえで、連絡先を記載してもらうなど、新型コロナウイルス対策も十分に施した

 

「一人二人でも気軽に動かせる」ことを感じてもらうため、試乗艇は35フィート以下に限定した。写真はアイロンマリンAMX34(ハウンツ)

 

家族連れの姿も目立った。ファミリーで楽しむにはぴったりのパーカー760クエスト(オカザキヨット)

 

海に出ると、実際にステアリングを握って操船させてもらえるとあって、参加者は大喜び。「いろいろなタイプのボートがあるんですね。とても楽しかった」(参加者)。写真はトヨタ・ポーナム28V(リビエラリゾート)

 

入場料は1人1,000円(チラシ持参の場合は半額)。一度入場すると、何度でも乗れる形を取ったので、全7艇に試乗した方もいた。写真はクリスクラフト・カタリナ27(ポートサイド)

 

女性の来場者も多かった。老若男女を問わず、誰もが楽しめるのがボート遊び。写真はアイロンマリンAMX34

 

子供のころにボートに乗った時の思い出が、大人になってからボート遊びを始めるきっかけになるケースは少なくない。裾野を広げる意味でも、非常によい機会が創出されたと思う

 

オープンタイプのボートから、しっかりとしたキャビンを備えたボートまで、バラエティーに富んだ7艇が用意された。写真はボストンホエラー22(ハウンツ)

 

3日前に進水したばかりのアクソパー22(オカザキヨット)の日本1号艇も、試乗艇として用意された

 

初日は風もそこそこ強く、2日目は時折雨が降ることもあった。それでも、参加者の誰もが楽しめていたことが印象深い。また、本来はコンペティターである出展社の皆さんも、同じ目的に向かって協力し、桟橋が笑顔にあふれていたことも、初めて見る光景だった。

筆者自身、趣味、そして仕事(メディア)を通して30年近く海の世界にかかわっているが、当たり前すぎて忘れていた気持ちを思い出させてくれる機会となったように思う。エントリーユーザーやニューカマーが、どんなふうに感じていて、どんなことを知りたいのか・・・ボート遊びの裾野を広げる意味で、違う視点からいろいろなことが見えた。

今回のイベントを契機に、実行委員会では、他のエリアも含めて次回の開催を計画している。

 

●「はじめよう海。乗ってみようボート。」
https://www.onlineboatshow.jp/newcomer

 

(文=舵社/安藤 健 写真=舵社/宮崎克彦)

 

イベント当日の様子の動画はコチラ↑

 


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