23フィート艇にも搭載可能/シーキーパーのジャイロ

2022.08.03

今年のジャパン インターナショナル ボートショー2022では、神奈川県・横浜ベイサイドマリーナ会場で横揺れを抑えるスタビライザーを搭載した小型ボートが出展され、多くの来場者の興味を引いていた。23フィートの国産フィッシングモデルに載せられていたのは「シーキーパー1」。20フィート台の船舶に対応する最新鋭のアンチローリングジャイロの実力を紹介しよう。

 

シーキーパー1の立ち上げ後、ジャイロ効果をオフの状態で、数人がかりで艇を揺すると、ご覧のように激しい横揺れとなる。人力で揺すっている最中に操作パネルによりジャイロをオンに切り替えると、ほぼ瞬時に横揺れが静まる。左右に激しく荷重をかけてもびくともしない。

その効果のほどは、下記の動画をぜひご覧いただきたい。はっきり言って、驚きと感動を覚えるはずだ。

 

感動!ボートが揺れない!シーキーパーのジャイロを体感/YouTubeチャンネル「Kazi Movie」より↑↑

 

アンチローリングジャイロは、回っている時には倒れにくいコマの原理を利用し、船舶の揺れを減衰させるスタビライザー。従来はそのシステムの大きさや動力の問題などもあり、大型艇にしか普及していなかったが、技術の進歩によるシステムの小型化、バッテリーのDC電源で駆動するタイプの登場などにより、発電機の積めないクラスのボートへの導入が増えているとのことだ。

 

シーキーパー1のカバーを外したところ。白い球体ケースの中にフライホイールがあり、内部は真空となっている。左に見える赤いパーツは冷却用の海水ポンプ

 

ボートが揺れると、フライホイールが収められた球体が前後に動き、横方向の揺れを減衰させる

 

艇体の揺れを波で表す操作パネルの表示モード。ジャイロをオンにすると白い波が青に変わり、すぐに揺れが収まっている様子が明らかに

 

今回搭載した「シーキーパー1」は、昨年発表されたばかりのニューモデル。23~30フィートのボートに対応するというミニマムクラスのアンチローリングジャイロである。搭載艇はヤマハ・ファスト23で、およそ60×60×40cmという外寸の本体は、カディのマリントイレの手前にすっぽり収まるサイズ。「ジャイロは大型艇のもの」と思っていた方にも、ぜひ導入をご検討いただきたい。

 

 

※本記事は月刊『ボート倶楽部』2022年7月号の記事から一部を抜粋したものです。この号には「快適さを追求するシーキーパーの最新テクノロジー」という記事が掲載されていますので、ぜひご覧ください(※電子版はこちらからお求めになれます)

 

(文=舵オンライン編集部 写真=宮崎克彦)

 

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