カヤックツーリングでの昼食や、晩のキャンプ地での夕食というのは何を食べてもおいしいですよね。
「絶品海ごはん」では、そんなツーリング地でのおいしいアウトドアごはんを紹介していきます。
今回はトマトとパプリカ、ピーマンの色も鮮やかな「バスク風煮込み」です!
(文=クスノキコータ/Flat Flato、写真=宮崎克彦)
今回のフィールドは神奈川県の南西部、富士箱根伊豆国立公園内にある箱根山のカルデラ湖、芦ノ湖。休日に都心から車や電車で訪れ、シーカヤックで遊び、帰宅する前の黄昏時に温泉に浸かりながら「あ~、いい湯だな~、また来よう」と思わずつぶやいてしまう、そんな休日のスタイルにピッタリのフィールドでキャンプ。翌日にシーカヤックでまったり水上散歩という内容の取材でした
材料(4人分)は、鶏のもも肉2枚、タマネギ1個、ニンニク1片、ピーマン2個、パプリカ(赤・黄)各1個、ホールトマト1缶、オリーブオイル大さじ1、塩小さじ1、コショウ少々、ローリエ1枚、タイム2枚、乾燥バジル少々。バスク地方スタイルの料理で、ニンニク、ピーマン、パプリカ、トマトを使うのが特長です
鍋でオリーブオイルとニンニクを熱し、鶏モモ肉を中火で焼きます。鶏モモ肉はあらかじめ大きめの一口大にし、塩・コショウしておきます
タマネギを加え、しんなりするまで炒め、ざく切りしたピーマン、パプリカ、タマネギを加えてさらに炒めます
ホールトマト缶とローリエ、タイムを加え強火で煮立ったら、弱火にして20分ほど煮込みます。塩・コショウで味を整え、器に盛り、炊き立ての白米は乾燥バジルを振って出来上がり!
煮込み料理は簡単だし、だれが作っても失敗することはまずありません。ぜひ挑戦してみてくださいね
このときの取材は4月初旬でしたが、芦ノ湖は高所にあるので夜はけっこう冷えました。なので、アフターディナーは温かいホットワインを飲みながら♪
※本記事は『カヌーワールド』VOL.24の人気連載「みらい&コータの海の上の歩き方」から抜粋したものです。バックナンバーおよび最新刊VOL.30もぜひご覧ください
【PROFILE】
クスノキコータ(楠 項太)
神奈川県生まれ。プロのシーカヤックガイド・インストラクターとしてこれまでに3,000人以上を海へと誘う。「お客さまの笑顔が自分の喜び」。2019年春、神奈川県・三浦海岸に「Flat Flato(フラットフラット)」を構える。日本セーフティーパドリング協会(JSPA)シーガイド。