赤い魚体が美しく映える、アカハタの揚げ煮

2024.05.10

アカハタのシマードフライ

 

料理名のシマードフライとは、シマーが英語で煮込むという意味なので、シマーとフライを合わせて揚げ煮。つまり、アカハタの洋風揚げ煮の英訳はこんな感じですかネ、みたいなノリでオイラが作った造語ですナ。

アカハタは、魚類の中でも美味とされるハタ科の仲間。その味を損なわないようごく薄味に作ってみました。物足りない方は、最後にバターと塩こしょうでお好みの濃さに調整してくだされ。小型のモノなら姿煮もOK。

 

【材料】

●アカハタ 半身 ●塩こしょう 適量 ●かたくり粉 適量 ●オリーブオイル 大さじ5
●ニンニク 1片 ●パプリカ(赤、黄) 各1/4個 ●チンゲンサイ 1枚 ●水 80ml
●白ワイン 大さじ3 ●バター 5g ●セロリの葉 少々

 

①ウロコをひいて頭と内臓を取り二枚おろしにする。ウロコは皮に埋もれている半埋没型だからチョイ取りにくいかも。それから、中骨の付いていないほうの身は、食べやすいように血合骨と腹骨を取り除くこと

 

②水気を切ってから拭き取り、塩こしょうをして下味を付け、皮目に切れ目を入れておく。次に、かたくり粉を全体にまぶしますが、皮目のほうは赤い皮の色を残したいので、かたくり粉はごく薄く付けるのがコツ

 

③オリーブオイル大さじ5で揚げ焼きにする。熱くなったオイルをレードルでかけまわすようにすれば、少ない油でも火を通すことができる。中火から弱火で焦がさないようにじっくりと火を通す

 

④揚げているあいだにオイルはかなり減るはず。残ったオイルが多ければ大さじ1 ~2程度に減らしてからニンニクスライスを投入して香り付けをする。その後、ひとまずアカハタだけを取り出しておく

 

⑤パプリカとチンゲンサイをカットする。トマトもいい具材になりますが、トマトを入れるとカルパッチョ風な味になってしまう。そっちの味が好きな人にはオススメかな。あと、色合い的にはオクラもいいナ

 

⑥④のフライパンに、水80ミリリットルと白ワイン大さじ3にバター5グラムを加えて、⑤の具材と④のアカハタも入れ、フライパンにフタをして5分間中火で煮て完成。トッピングにはセロリの葉を添えてみた

 

親父の小言

魚と肉がマリアージュされた料理ってあるかな。寄せ鍋があるナ。弁当やミックスフライも魚と肉が同居していたりするが、単品料理では思いつかない。でも、オイラは40年前からカサゴの肉詰めを作っている。練った豚ひき肉に炒めたタマネギをまぜて味付けし、カサゴを背開きにして中骨を取り出した跡地に大葉に包んで詰め、塩こしょうし、バター、レモン、タマネギ、キノコなどと一緒にホイルで包みフライパンでワイン蒸しにしたものだ。

 

須藤恭介(すとう・きょうすけ)
愛称、Mr.ツリック。長年、月刊『ボート倶楽部』の筆者として活躍。現在、同誌に連載中の「孤高の釣り人Mr.ツリックの ふらっと貸しボートに乗りにきた」では、釣りだけでなく、釣果料理のノウハウを紹介している。

 

月刊『BoatCLUB』の奇数月号では、元料理人の釣り人Mr.ツリックが釣果料理を披露しています。舵オンラインでも、絶品料理のレシピをご紹介します。
※本レシピは月刊『BoatCLUB』2023年9月号に掲載。最新号もよろしくお願いします!

 

(文=須藤恭介[Mr.ツリック] 写真=『BoatCLUB』編集部)


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