2023年、注目の「インポーター“イチオシ”輸入艇」⑦/ボストンホエラー230アウトレージ

2023.03.24

「輸入艇大好き!」と題し、魅力あふれる輸入艇をたくさん紹介した『BoatCLUB』3月号の特集企画。舵オンラインでも、注目の輸入艇ブランドとそのイチオシモデルを紹介します。

この記事は、『BoatCLUB』3月号特集内記事「インポーターのイチオシ このモデルが熱い!」を再編集したものです。


BOSTON WHALER
ボストンホエラー

 

紹介してくれるのはこの人!

嶋村 充(しまむら・みつる)さん

以前は大型商船の機関部品や舶用機器の販売営業を担当。2021年より、マツイで30年以上取り扱い、歴史あるボストンホエラーの販売営業をすることに。ボートの構造や仕組み、他メーカーとの違いや特徴など日々学習中です

 

不沈構造がもたらす安心と
それだけではない+αの魅力

ボストンホエラー(BOSTON WHALER)の名は、輸入艇好きの方ならば、1度は耳にしたことがあるほど有名ではないでしょうか。本国アメリカでも非常に人気が高いビルダーです。1958年に創設され、経営母体はいろいろと変わっていますが、ビルダーとしてのスタイルは誕生以来変わっていません。その一番の特長は“不沈構造”です。2枚のFRP板の間に発泡ウレタンを流し込んだ独自の構造は、絶対的な安全性を誇り、“Unsinkable Legend ~沈まない伝説”と呼ばれています。

ラインアップは、スーパースポーツ、モントーク、ヴァンテージ、ダントレス、アウトレージ、コンクエスト、レルムという7カテゴリーの中にそれぞれ2~7モデルずつ。中でも今回ご紹介する230アウトレージは、2017年に発売されたアウトレージシリーズの最小モデルです。アウトレージはオフショア向けに作られたセンターコンソールシリーズなので、小さいながらも、しっかりとした走りを見せてくれます。また、高級感あふれるデザインも所有欲を存分に満たしてくれます。

さらに艤装面も充実しています。もともとフィッシングボートとして作られているので、埋め込み式のロッドスタンドや両舷に設けられたロッドラック、床に埋め込まれた大型のストレージ、船尾の約61リットルのライブウェルなど、およそ釣りに欲しいと思う艤装は装備されていますし、オプションも豊富です。アウトリガーを搭載すればトローリングも楽しめますよ。

それだけでなく、くつろぎのスペースもしっかり確保されています。バウもアフトも余裕あるスペースに座るところがたくさんありますし、操船席は後ろ向きにもできます。釣りだけでなく、さまざまな目的で使用しても、快適に過ごしていただけるはずです。

 

(タイトル画像説明)
ボストンホエラーの中でもオススメしたいのが230アウトレージです。ジャパン インターナショナル ボートショー2023でも展示予定ですので、ご興味のある方は見にきてください

 

「Unsinkable Legend ~沈まない伝説」といわれるボストンホエラーの不沈構造です。この状態でも沈みません。内部に発泡素材が充填されているのがよくわかる写真ですよね

 

バウのスペースです。クッションはすべてオプションです。真ん中にテーブルを設置することも可能ですし、V字形の真ん中を埋めてサンパッドのようにすることも可能です

 

操船席を後ろ向きにしたところです。船尾には折りたたみ式のベンチシートが備わるので、そのシートと向き合うような形になります。この写真で座面となっている背面には折りたたみ式の簡易テーブルも備わります

 

コンソールには9インチの航海機器が2基ビルトインできるインパネが備わっていますので、お好みの魚探などをお選びいただければと思います。コンソール内にはトイレを設置することもできます

 

ボストンホエラー230アウトレージ
●全長:7.01m
●全幅:2.59m
●艇体質量:2,516kg
●定員:8名
●搭載エンジン:250~350馬力船外機
■価格:問い合わせ

 

(問)マツイ
TEL:03-3586-4141
https://bostonwhaler-matsuicorp.com/

 

(まとめ=『BoatCLUB』編集部 写真提供=マツイ)

 


あわせて読みたい!

●信頼される「沈まぬ伝説」/ボストンホエラー

●ジャパン インターナショナル ボートショー2023/見どころ紹介 Part②

●ジャパン インターナショナル ボートショー2023/見どころ紹介Part③

 


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