ボートで日本一周㊵|北海道一周のために日本海を北上!男鹿半島から渡島半島へ

2026.03.06

ボートで日本一周したい! けど実際には色々難しいので、妄想ですることになった当企画。前回は日本海最大の島・佐渡島から、飛島の横をすり抜けて秋田県・男鹿半島まで進んだ。さて、次はどこに寄ろうかな?

 

【これまでの内容】

どんなボートで、どんな航程で、日本一周しよう?

ボートで日本一周㊴|佐渡島から飛島をかすめて男鹿半島へ!

 


初めての男鹿マリーナ。近くにある八郎潟周辺をゆっくり巡ったり(釣り人たくさんいる!)、温泉に入ったりと少しゆっくりできた。それと、のぼれる灯台があればのぼるが吉、ということで、入道埼灯台も行ってきた。きれいなマリンカラーの灯台だった。すっかりくつろいで長居してしまったが、そんなにのんびりもしていられない。さて、次の港はっと。

 

男鹿マリーナ
マリーナ周辺には複雑な海底地形が広がっていて、さまざまな魚が釣れそう雰囲気。今度は釣りもしてみたいな。テンションが上がっていた、しょっつる焼きそばも食べられてよかった

 

男鹿に入る前に、次の寄港地として軽く考えていたのは江差港マリーナだ。でも、北海道の寄港地として長距離航海者の間で有名なのは、函館の金森赤レンガ倉庫前だ。国内外から来るセーラーやボーターの長距離航海者たちを受け入れている有名なところで、2015年にニッサン・ジョイフィッシャー25EXⅢで日本一周をした一柳 誠さんも寄港していて、いろいろな航海者たちと交流できたのが楽しかったと言っていた。ほかの航海者の記録にも登場してくるので行ってみたくなる。そこに行くのもいいな。それと、函館には海の駅にもなっている一映マリーナもある。このあたりに寄ってから北海道を一周する、というのもアリなのだ。その場合は、津軽海峡に入る必要がある。そうしたら北海道を回るのは、反時計回りになるのか?なんとなく時計回りでと考えていたが、反時計回りに回るというのも、なんだかカッコイイ気がしてきた。だって回ったあとの航跡がキレイそうだもの。

江差港も函館港も距離的にはほぼ同じだけど、津軽海峡の潮は速いときは速そうで影響あるかも?と思って津軽海峡の潮流について調べ始めたら、そこには深遠な世界が広がっていた。潮流や海の動きってものすごくダイナミックだ。さて、津軽海峡は西から東に向かう東向流で、速いときは7ノットにもなるのだとか。沿岸部では反流も結構キツイようだ。ということで通るならば、西から東のほうがよい。ならばチャンスか?でも北海道周辺の海流を見てみると時計回り。これは、自然の流れに合わせて時計回りとしたほうがいいのか? ふ~、久しぶりに真剣に考えて調べていたら、全然終わりが見えなくて頭が痛くなってきた。でも、決めなくちゃ。

こういうとき役に立つのは先人たちの航跡だ。いろいろ調べてみた結果、やはり北海道一周は時計回りが多い。そこにはきっと理由があるはず。ということで時計回りにしよう。ならば、目指すべきは函館ではなく、江差港マリーナだ。マリーナからすぐに海水浴場やキャンプ場もあって、街も近そうだし、面白いマリーナのようだ。楽しみ♪

 

男鹿マリーナから出て男鹿半島をぐるりと回って、渡島半島の西側にある江差港マリーナまで、ひたすら北上する。140NMもあるから、頑張って走らなきゃ!

 

江差港マリーナを見たグーグルアースの航空写真。マリーナの西側には海水浴場が隣接していて、その先にはキャンプ場もある

 

日本一周を想定するボート〈BC〉の主な仕様
●全長:8.2m ●全幅:2.7m ●搭載船外機:115馬力×2 ●燃料タンク:400L ●巡航速度:約20ノット

 

(文=茂木春菜/BoatCLUB編集部)

 

※当記事は月刊『BoatCLUB』2022年10月号に掲載していた「妄想全開! 机上で日本一周」の内容を再編集したものです。

 

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