岡崎造船|BOATING GUIDE 2021

2021.06.25

香川県・小豆島にある創業1930年の老舗ビルダー、岡崎造船。
林 賢之輔、ヴァンデスュタット大橋の大橋且典、フィリップ・ブリアンなど、国内外のデザイナーが手掛けるプロダクションモデルが数多くラインアップされている。 
高い木工技術を持つ熟練の船大工が、1艇ずつ丁寧に仕上げた夢のボートに出合えるだろう。

(文=舵オンライン編集部)

※タイトル写真は361デッキサルーン

 


361 DECKSALOON

361デッキサルーン

岡崎造船の最新モデルである「361デッキサルーン」。船内にも操船スペースを備えた、いわゆるパイロットハウス仕様であり、同社では長くラインアップされるカテゴリーの1艇だ。この361デッキサルーンは、既存の386デッキサルーンのモールドを使い、長さを1mほど短く、シアーラインを10cmほど低くして、より扱いやすい全長10.99mのボートに仕立てたもの。

注目すべき特徴は、デッキ周りの工夫。サイドからアフトコクピットにかけて、スロープ状に低くなっていくので、コーミングをまたがずに移動できるすぐれものだ。 

キャビンは、左舷にソファ、右舷に船内ヘルムステーション、右舷前方にギャレー、左舷前方にはトイレという配置。フォアキャビンはチークで仕上げられている。

「セーリング性能を犠牲にしない、機走力のあるクルーザー」という岡崎造船らしい特徴を持ち、かつ低コストで作られた、日本のプロダクションボートの水準を示すようなクルージングボートだ。

 

メインキャビン全景。テーブルは前後に細長く、中央付近から右奥の床が低くなっている

 

シンプルな平行タイプのシートを持つコクピット。ステアリングポストに計器が並ぶ

 

 

SPEC

●全長:10.99m  ●全幅:3.68m  ●喫水:1.95m  ●排水量:7,000kg  ●バラスト重量:2,650kg   ●エンジン:ボルボ・ペンタ D2-50(50PS/36.8kW)  ●設計:ヴァンデスュタット大橋

 


33 DECKSALOON

33デッキサルーン

林 賢之輔のデザインを岡崎造船が具現化した純日本製のセーリングクルーザー、33デッキサルーン。絶大な人気を博した岡崎33のモールド(型)をベースにし、後部で一段高くなるドッグハウスをしつらえたデッキサルーンモデルとなっている。

日本の事情に即した係留サイズを加味した全長9.99mの船体に、ショートハンドでのセーリングを意識したデッキレイアウト。係留事情と、ショートハンドセーラーの増加という国内のセーリング傾向に対し、的確な回答を導いた一艇である。

家族でのクルージングから、単独での外洋航海も楽しむことができ、荒天時に助かる船内操船も可能だ。日本が誇るセーリングクルーザーの一つと言っていいだろう。

 

船内は、操船装置が設置された仕様(上写真)のほか、そこをギャレーにする(下写真)など、オーナーの要望に応えてくれる

 

 

SPEC

●全長:9.99m ●全幅:3.25m ●喫水:1.55m  ●排水量:4,950kg  ●バラスト重量:1,900kg ●エンジン:ボルボ・ペンタ D1-30(30PS/22.1kW) ●設計:林 賢之輔

 


40 DECKSALOON

40デッキサルーン

ヴァンデスュタット大橋の大橋且典が設計した、純日本製の40ftデッキサルーン。チーク仕上げのデッキ、船内ともに、ていねいな作り込みがなされている。

特徴的なリバーススターンに、多くの欧米モデルさながらに2段のスイミングステップを装備している。アンカリング時はもちろんのこと、スターン着けの係留時でも容易なエントリーを可能にしたものだ。

デッキレイアウトは、33デッキサルーンと同様にショートハンドを意識したもの。ドッグハウスは後部で一段高くなっている。ジェノアおよびメインセールは電動ファーリングを選ぶこともでき、ほとんどの操作をキャノピーとビミニトップに覆われたコクピットで行うことができる。細かなカスタムにも対応している。

 

落ち着いた印象を与える、木工仕上げのメインサロン。右舷にギャレーとナビスペースを備える

 

SPEC

●全長:12.20m ●全幅:3.71m ●喫水:2.00m  ●排水量:8,000kg  ●バラスト重量:3,300kg ●エンジン:ボルボ・ペンタ D2-75(75PS/55.2kW) ●設計:ヴァンデスュタット大橋

 


(問い合わせ)
岡崎造船
〒761-4145 香川県小豆郡土庄町大部甲338番地
TEL: 0879-67-2016
FAX: 0879-67-2474
http://www.okazakizosen.co.jp

 


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