エクセス|BOATING GUIDE 2021

2021.06.25

フランスのプロダクションボートの巨大コングロマリット「グループベネトウ」から誕生した、新たなカタマランブランド「エクセス」。
ハルのデザインはVPLPが手掛け、そのラインアップは全長を冠したエクセス11、12、15の三つ。
世界が注目するニューカマーには、まもなく13、14もシリーズに加わる予定だ。
エクセス11と12は全長が40ft以下と、エントリー艇として、また日本国内の保管事情にも適したサイズとなっている。

(文=舵オンライン編集部)

※タイトル写真はEXCESS 15

 


EXCESS 15

エクセス15

エクセスは、全く新しい「スポーツ・クルージングカタマラン」という概念を掲げるブランドだ。そのシリーズ最大艇が「エクセス15」である。

シリーズ共通のコンセプトとして、フライブリッジはなく、ヘルムステーション(ステアリングホイール)を両舷の最後端に備える。なお、右舷がメインヘルムステーションとなっている。

キャビン数は3、4、5、6の4パターンあり、インテリアはハニーチークと白を基調にした、モダンで清潔感あふれるデザインだ。

エクステリアの特徴として、オプションのスライド式サンルーフが挙げられる。サンルーフを収納すれば、コクピットにいながら昼間は日光を存分に浴び、夜は満天の星を眺めることができる。また、サンベッドはルーフトップとキャビン前方に設置可能だ。

いずれのモデルも、スクエアヘッドのメインセールとセルフタッキングジブが標準仕様。リグは、スタンダードとパルスラインの2種類を用意している。パルスラインではより高いマストを選択でき、セールエリアと排水量が10%増加するため、さらにパワフルなセーリングを楽しみたいセーラーにおすすめだ。

 

前方とサイドの大きな窓が7面もあり、光を取り込んで明るく、視界も良好なメインサロン。中央後方にはマストが貫通している。テーブルは折りたたみ式

 

スライド式サンルーフを開放した状態のコクピットを、左舷後方から見る。ヘルムステーションの脇にステップがあり、船首に移動できる

 

 

SPEC

●全長:14.76m ●全幅:8.03m ●喫水:1.40m ●重量:19,050kg ●燃料タンク:520L×2 ●清水タンク:240L×2 ●エンジン:ヤンマー4JH57(57PS/41.9kW)×2

 


エクセスカタマラン日本1号艇「エクセス11」
セーリング&詳細解説動画はこちら↓

 


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