ダブルハンド(2人乗り)による大西洋横断レース「トランザット・ジャック・ヴァーブル(Transat Jacques Vabre:TJV)」。モノハルのクラス40とIMOCA60、トライマランのオーシャン50とULTIMEの4クラスに79艇が出場。11月7日にフランスのル・アーブルをスタートしていた。
今大会には日本人セーラーとして唯一、“マサ”こと鈴木晶友さんが、チーム〈MILAI〉(クラス40)で出場。来年スタートするダブルハンド世界一周レース「グローブ40(Globe40)」をともに目指すアン・ボージさんと2人で、カリブ海に浮かぶマルティニーク島までの4,600マイルを、約23日かけて駆け抜けた。
フィニッシュする〈MILAI〉(クラス40)。来年のグローブ40に向けて、〈MILAI〉はさらにレベルアップ!
鈴木さんは日々、熱心にFacebookでビデオレポートや写真を投稿。途中、貿易風が弱いエリアにつかまったり、エンジントラブルを抱えたりしたものの、当初の予定である3週間を大幅に超えることなくフィニッシュした。
記録は22日17時間59分30秒で、45艇中18位。目標としていた19位を上回った。これまでにもクラス40での日本人セーラーの出場はあったが、完走は鈴木さんが初となる。
「なんとか順位をキープして、TJV日本人初完走してみせますよ」と、4日前に編集部にメッセージを寄せてくれた鈴木さん。まさに有言実行!このレースのレポートは、2022年2月4日発売の月刊『Kazi3月号』以降の不定期連載「鈴木晶友 目指せ! グロープ40」内で詳報してもらう予定だ。どうぞお楽しみに!
メディアボートにサムズアップする2人。元気そうで一安心だ
トランザット・ジャック・ヴァーブル2021
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(文=森口史奈/Kazi編集部 写真=Jean-Marie Liot / Alea)
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