単独無寄港世界一周レース、ヴァンデ・グローブに注目

2020.10.11

セーリング技術で頂点を競うヨットレースの頂点と呼ばれる大会がいくつかある。1~2人乗りの小型ディンギーを中心に行われるオリンピック・セーリング競技、1対1のマッチレースを軸に行われ、世界最古のスポーツトロフィーともいわれるアメリカズカップ、世界一周を10近い区間に分けながら総合優勝を争うフルクルーレース、THE RACE(旧ボルボ・オーシャンレース)などだ。

その中で、ヨーロッパを中心に絶大な人気を誇っているのが、単独(1人乗り)無寄港で世界一周する過酷なレース、ヴァンデ・グローブ(Vendée Globe)だ。現在の使用艇はIMOCA60で、水中翼によって船体をほぼ浮かせて走るモノハル60ft艇。そのボートスピードは、30ktを軽く超えていく。

日本からは、海洋冒険家の白石康次郎が前回の2016-2017大会に参加したが、マスト折損で無念のリタイア。今大会にはDMG MORIセーリングチームのスキッパーとして、最新のレース艇で再挑戦する。白石にとっては初めての最新ボートでの参戦であり、アジア人として初めての完走を目指す。

大会は、11月8日にフランスからスタート。究極の世界一周レースの動向に注目いただきたい。

https://www.vendeeglobe.org/en

(文=Kazi編集部/中島 淳 写真=矢部洋一)

 

DMG森精機からの力強いバックアップを得て、完走を目指す白石康次郎

 

水中翼(フォイル)を備えた最新世代のIMOCA60DMG Global One

 

2020-2021大会のコース図

 

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