ミニトランザット2025に挑戦していた日本人セーラー・高原奈穂さん（26歳）。カナリア諸島 サンタ・クルス・デ・ラ・パルマを出発し、2025年11月11日2時30分23秒、カリブ海グアドループ・サンフランソワへ到着。フィニッシュ直後の大変なときに、現地から素晴らしい報告レポートが届いた！ 高原奈穂さんの感動のテキストを速報でお知らせします（編集部）。
※同じく日本から参戦する中山寛樹さんは残航107マイル（14：51現在）。ご安航をお祈りします！

無事、フィニッシュ

単独大西洋横断ヨットレース、ミニトランザット2025（La Boulangère Mini Transat 2025 ）を無事、フィニッシュしました。
16日10時間30分23秒、24位（57艇中）という結果になりました。

レース序盤の3日間ほどの微風～軽風のコンディションにあまりうまく対応できず、悔しい前半戦となりました。4日目以降は、フォロワーにならずに自分のレースをしようと切り替え、しっかり自分の思う南でのコースを貫き通すことができました。
5日目～8日目は、ほかの船が西に向かって目的地に近づいていたとしても、自分は南に走り、フリートの一番南をキープしました。自分の中で正しいという確信を持っていましたが、ランキング面では最下位にちかくなってしまうため精神的に難しいものがありました。
9日目以降も、ほかの船とクロスしたりしても、しっかりと自分のレースを続けることが出来ました。11日目にメインセールのウインドセンサーが壊れるというトラブルもありましたが、万全の準備のおかげで大きなロスを生むことなくレースに戻ることが出来ました。今は、レースをやり遂げた自分を誇らしく思っています。

このような何事にも変えられない挑戦を、可能にしてくださった、全ての方に感謝します！
これからも、自分らしく、一歩一歩、前進し続けたいです。

トラッキングはこちら（公式サイト）
ミニトランザット2025

（文＝高原奈穂　写真＝マノン・ル・グエン）
（text  by Naho Takahara, photos by Manon Le Guen）  

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