石原慎太郎さんのお別れ会、都内ホテルで行われる

2022.06.09

2022年2月1日に逝去した、セーラー石原慎太郎さん(享年89)のお別れ会が、6月9日11~13時、都内のホテルで行われた。祭壇には石原さんの愛艇である〈コンテッサ〉のメインセールとスピネーカーが掲げられ、青い花は、まるで海を航く慎太郎さんの姿を思い出させるものだった。お別れ会の発起人は、安倍晋三 元首相や渡辺恒雄 読売新聞グループ本社代表取締役主筆らが務め、会場には岸田文雄首相、森 喜朗 元首相、王 貞治 ソフトバンクホークス球団会長、日本オリンピック委員会の山下泰裕会長、ジャーナリストの田原総一郎氏など、政界、スポーツ界、文壇など各界の関係者が参列した。 

会場にはセーラーの姿も多く見られ、マリンイラストレーターのTadamiさん、海洋レジャー安全・振興協会の戸田邦司会長をはじめ、湘南魔火矢(しょうなんまひや)のメンバーも多数参列し、慎太郎さんに別れを告げた。 

石原家四兄弟、伸晃さん、良純さん、宏高さん、延啓さんも参列し、参列者たちと時間をかけてそれぞれにあいさつをした。伸晃さんは「今年の1月でしたか、父に『好き勝手やってきた、すばらしい人生だったと胸を張っていい』と話したときの笑顔が忘れられません」とコメントし、参列者の涙を誘った。 

会場には、慎太郎さんを偲ぶ私物や作品の展示、さまざまな映像などが流され、まるで石原慎太郎資料館のような様相であった。参列者はそれぞれを興味深く巡り、それぞれの胸にある個人との思い出をかみしめた。 

 

 

セールナンバー188、〈コンテッサ〉のハーフモデルが飾られた台の上には、ヨットレースで獲得したトロフィーなどがずらりと並んだ

 

 

慎太郎さんの著書の表紙が壁一面に飾られる。文壇の人としての顔も持つ慎太郎さんは、多筆な作家としても知られる

 

 

慎太郎さんの書斎を再現したコーナー。パソコンではなくワープロを愛用した

 

 

ヨットレースに参加した、ありし日の映像。会場内では10数台のモニターが設置され、思い出の映像が流された

 

 

右手に〈コンテッサ〉のメインセール、左手にはスピネーカーが掲げられ、祭壇の花は青き海と白い波しぶきを表現。
さようなら、セーラー石原慎太郎さん。謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

(文・写真=中村剛司/Kazi編集部) 

※月刊『Kazi』2022年4月号に追悼記事あり。バックナンバーおよび電子版をぜひ

 

 

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