
海とマリンレジャーを愛するすべての人を応援するUMI協議会が、日本マリン賞の発足を発表した。
これは、マリン業界、マリンレジャーの普及振興を願い、その年のマリン業界に大きく貢献した人物、団体等へ送る栄誉ある賞となる。対象は競技スポーツにとどまらず、海に関するユニークな活動、学術的研究、安全普及、環境保護、ボランティアなど、広範囲に「海洋文化の普及」活動に携わってきた人々すべて。
この賞は、これまで24年間にわたりマリンジャーナリスト会議が実施してきた「マリン賞」を、同会議の閉会を受けてUMI協議会が継承し、2025年度より新たに実施するもの。マリン業界および海洋レジャー分野において顕著な功績を挙げた人物・団体を顕彰し、広く国民の皆さまに海やマリン文化への理解と関心を高めていただくことを目的としている。
■日本マリン賞各部門
〇スポーツ・アドベンチャー部門
〇文化・環境部門
〇安全・普及部門
〇文化人・タレント部門
■選定方法
UMI協議会に登録する全27団体(2025年11月現在)からの推薦に加え、各マリンメディアがその年度に取り上げたニュース、記事も参考にノミネートを選出。UMI協議会日本マリン賞選定委員会での協議に加え、インターネットを通じて広く一般からも投票いただき、評価の対象とする。
■発表
「ジャパンインターナショナルボートショー2026」 屋内会場(パシフィコ横浜)のメインステージ
2026年3月20日(金・祝) 14:00~15:00予定
第一回ゲスト審査員、タレントのIMALUさんに決定!

文化人・タレント部門の開設にともない、東京と奄美大島の2拠点生活を始めて海に親しんでいるというタレントのIMALUさんをゲスト審査員に決定。表彰式の前にトークショーも予定している。

UMI協議会とは
海洋性レクリエーションの普及を目的とする関連諸団体が連携を深め、情報発信や新たな楽しみ方の創造を通して、舟艇利用振興、マリンスポーツの振興、海洋教育の推進を図り、海を身近に感じることができる国民生活の実現を目的とするもの。平成19年7月に海洋基本法が制定され、海洋教育の推進、海洋性レクリエーションの普及の必要性が明確化などを受け、国土交通省の旗振りにより、マリン愛好者の拡大等を目的とした横断的連携組織として設立された。
illustration by Tadami

マリンジャーナリスト会議
24年間にわたり「マリン賞」を実施。写真は2025年(対象は2024年度の活躍)のもの。最年少世界一周の木村啓嗣さん、パリ五輪銀メダリストの岡田奎寿さん・吉岡美帆さん、水上オートバイの普及環境維持に貢献した富津岬を守る会、日本で初めての総合的なマリンスポーツ部、オイスカ浜松国際高等学校「マリンスポーツ部」が受賞した
(文=中村剛司/Kazi編集部/UMI協議会日本マリン賞選定委員 写真=舵社)