新 直列4気筒2.4リッター|Honda BF150/135/115登場

2022.02.21

ホンダの新しい船外機「BF150/135/115」が発売された。同じ呼称のモデルは従来からラインアップされているが、それらは非常に高い走行性能、燃費、信頼性を誇り、大変評判のいい船外機であった。今回、新たに登場したBF150/135/115は、エンジンの基本的な部分は従来モデルを踏襲し、デザインのほか、使い勝手やメンテナンス性などを大幅に向上させた。

 

外観デザインは「Dynamic Motion Form」と名付けられた高品質と先進性を表したもの。面を強調した端正なフォルムは、ホンダBFシリーズの定番カラーであるアクアマリンシルバーと相まって、さまざまなタイプのボートにマッチする。なおBF150のみ、グランプリホワイトという色が設定されているが、これは初代「ホンダNSX」に用意されていたカラーである。このデザインが評価され、BF150は販売に先立ち2021年グッドデザイン賞を受賞している。

 

グランプリホワイトのBF150

 

新型の最大のトピックは「DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)」仕様が設定されていることだろう。これはいわゆる電子リモコンのことで、クラッチ、スロットル、エンジン始動などの操作をスマートに行うことができる。船外機4基、リモコン2基まで拡張が可能。システム全体を最適に設計することで、極めてレスポンスのよいシフト&スロットル操作を実現している。また、制御系統を2つ併用しているので、万一どちらかが故障しても、もう一方で操作することができるように設計されている。

 

DBWのリモコンとシステム概念図。制御系統を二重にしているのはホンダの良心

 

メンテナンスのしやすさも、この船外機のアピールポイントの一つ。例えば、エンジンカウルを外しただけで最も下に位置する点火プラグにもアクセスできる配置など、頻繁な点検整備も見据えた設計は、漁船などのプロユースも多いホンダBFシリーズらしい気配りといえるだろう。

 

点火プラグやオイルフィルターへのアクセスも良好

 

BF150/135/115が採用している2.4リッター直列4気筒エンジンは、クルマではUSアコードなどに搭載されていたもので、ホンダ社内でも「素性のよいエンジン」として評価の高いものだという。PGM-FI(電子制御燃料噴射装置)、VTEC(可変バルブタイミング機構/BF150のみ)のほか、船外機独自の技術としてBLAST(空燃比連動点火時期制御)、ECOmo(リーンバーン制御)といった機構も搭載し、パワー、燃費、信頼性に優れたモデルとなっている。

 

 

Honda BF150D/135D/115J
〇エンジン形式:水冷4ストローク DOHC直列4気筒
〇総排気量:2,354cm3
〇乾燥重量(プロペラ含む):221~230kg
〇価格:1,537,800~1,851,300円

 

(問い合わせ)
Hondaお客様相談センター 0120-112010
https://www.honda.co.jp/marine/

 

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(文=舵オンライン編集部 写真=本田技研工業)

 


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