ヨットやボートで横浜へ行こう!|ハンマーヘッドに隣接するビジターバースが誕生

2022.04.01

港ヨコハマの新しい顔ともいえるのが、新港ふ頭地区の「横浜ハンマーヘッド」。かつて荷役の中心をになっていたこの場所には、歴史的産業遺産の「ハンマーヘッドクレーン」が、今もシンボルとして残っている。

そんな特別な場所が、生まれ変わっている真っ最中だ。横浜ハンマーヘッドは、国際客船ターミナル(新港ふ頭客船ターミナル)を中心に、ショップ&レストランといった商業施設、そしてラグジュアリ―リゾート「InterContinental Yokohama Pier 8」の複合施設で、港を中心にたくさんの人たちが行きかう場所になっている。

 

客船ターミナルの新しい形として、全国から注目を集めている「横浜ハンマーヘッド」

 

そして2022年4月1日。新たなニュースが飛び込んできた。

このハンマーヘッドに隣接する場所に、プレジャーボートも一時係留が可能な「新港8号ビジターバース」の利用がスタートしたのだ!

 

写真手前がビジターバース。浮桟橋ではなく岸壁係留となるが、プレジャーボートが利用しやすいように、もともとあった岸壁の高さを下げる工事が行われた。

それにしてもこのロケーション!海に囲まれた日本だが、こんな場所にプレジャーボートが一時係留できるというのは、個人的にも記憶がない。日本の海辺が変わっていく・・・そんな大きな一歩が確実に踏み出されたと感じるばかりだ。

 

ビジターバースの長さは115m、水道や陸電(100Vのみ)も備わっている。岸壁側に黒いゴム製の防舷材が付いているが、大切なマイボートを傷つけてしまわないように、これよりも大きな球形フェンダーや俵形フェンダーを用意していくことをお勧めする。

ビジター料金は、12m未満が4,000円、12m以上が8,000円(それぞれ24時間まで。日付が変わった場合は2日分のカウント)。

予約は、利用の1カ月前から着岸の1時間前まで。詳細はこちらのサイトをご確認いただきたい。

 

夜もまた絵になる。ボートやヨットがある、こんな素敵な風景。新たな人気スポットとなること間違いなしだ。

もう一つ注目は、ビジターバース利用者に対するサービス。ハンマーヘッドの飲食店などと連携し、なんと係留中のボートまで食事などをデリバリーしてくれるのだ! 事前に、専用のページから注文しておくと、指定した時間に届けてくれる。こういったソフト面の充実も非常に期待される。

 

係留エリアの奥には、マリン&ウォーク ヨコハマ(商業施設)があり、その向こうは赤レンガ倉庫地区。周辺一帯の整備が進んでおり、一日中散歩していても飽きない。海からアクセスしてきて、ここを拠点に観光を楽しむなんてこともいいだろう。

 

すぐ近くから発着しているロープウェイ「横浜エアキャビン」。昨年運行がスタートし、桜木町駅まで空から町を眺めることができる。

 

歴史ある港町、横浜らしい新たな取り組み。ぜひ一度、実際に海からアクセスしてみていただきたい。4/3まで開催中の「ジャパン インターナショナル ボートショー2022」のパシフィコ横浜会場からも至近だ。

 

(文=舵社/安藤 健 写真=松本和久)

 


新港8号ビジターバース

■施設概要:長さ115m、岸壁高2.4m(潮汐0mの時)、深さ8.4m
■料金(現金):12m未満4,000円、12m以上8,000円
※「1回の使用」とは午前0時からその日の24時までの間において離岸せず連続して係留することをいう。24時を経過する場合は当該日、翌日以降の各日がそれぞれ「1回の使用」となる。
※同日内に着岸・係留後、1度離岸し、再度、着岸・係留した場合、それぞれ「1回の使用」となる。
■利用時間帯:着岸/10:00~17:00(係留と離岸は24時間可)
■受付時間:10:00~17:00
■利用予約:利用日の1か月前から利用当日の着岸1時間前まで予約可能。下記の問い合わせ先に、電話またはメールにて、必要事項(①名前、②連絡先(当日つながる電話番号とメールアドレス)、③着岸・離岸の日時、④船名・船種、⑤総トン数・全長・喫水)を添えて連絡。

 

(問い合わせ/予約申し込み)

TEL: 045-264-8519
E-mail: berth8_yoyaku@hammerhead.co.jp
※利用の詳細はコチラ
https://www.hammerhead.co.jp/

 


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