魚探の見方vol.2|深場のカサゴ釣り中に見つけた有益な反応

2023.08.15

魚探に慣れるには、魚探反応のサンプルをたくさん見るのが一番の近道。実釣取材中に出合った魚探反応について、プロアングラーの小野信昭さんはどう読み解いたのか。三つの反応を例に見ていこう。

本記事は、月刊『BoatCLUB』の偶数月号で連載している「小野信昭のチャレンジフィッシング そんなの無理ナンダイッ!?」の2022年2月号の回から一部抜粋したものです。


 

●日時:2021年11月
●場所:館山湾
●使用魚探:フルノGP-1971F
●状況:水深を変えながら、5種のカサゴをねらっていた

 

海底からわかること

最初に攻めた水深80メートル前後のポイント。船速が0.2ノットなので、海底がフラットに表現されている。底質判別機能で、カサゴが好む礫(れき=GRVL)と泥(MUD)の上にボートがいることがわかる

 

 

手元の感触からわかる

最後にユメカサゴとウッカリカサゴを求めて向かった水深180メートル前後のポイント。仕掛けが根掛かりすることもあり、オモリで海底を小突くとやや硬い感触が手元に届いた。結果的に、良型のイズカサゴが釣れた

 

 

小魚と思われる反応

1尾目のイズカサゴが釣れたポイント。急斜面を上るようにボートが流れた。海底付近には小魚らしき反応もあり、魚が集まりやすい好条件がそろっているようだ。水深変化が著しいので、小まめな底ダチの取り直しが必要だ

 

(文・魚探画面=小野信昭)

 

小野信昭(おの・のぶあき)
フルノ・フィールドテスター。ダイワ・フィールドテスター。日本全国、海に面した都道府県すべての海に愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)を浮かべた経験を持つプロアングラー。古野電気が運営するFurunoStyleでは、さまざまな魚探反応の読み解き方を解説している


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