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英国製 フォイリング モス 「 EXOCET 」 の実力!

2021.01.10

英国の老舗ビルダー、マグワイアボートが手掛けるレース専用フォイリングモス「EXOCET(エグゾセ)」。

注文から完成まで2年とも3年ともいわれる、この激レア・フォイリングモスが、なんと日本に2艇も存在する。

プロセーラー脇永達也さんのSail No.4691と、プロセーラー荒川海彦さんのSail No.4690がそれ。

月刊『Kazi』 12月号(2020年)で取材したエグゾセの魅力に今一度迫ってみたい。

撮影には、同じくプロセーラーの本吉夏樹さんが試乗に参加した。

 


EXOCET

エグゾセ

■ 全長:3.355m(バウスプリット、ラダーガントリー含まず)

■ 全幅:2.250m 

■ 喫水:1.030m 

■ 重量:30kg 

■ セール面積:8.25㎡  

■ 乗員:1人 

■ 価格:4,000,000円(税込み。輸送費込み)

(問)Maguire BOATS

https://www.maguireboats.com/ 

 


セールは、ノースセール製最新「3Di」。写真は荒川艇で、Vi9-DSXRを使用。ウイングは従来のモスよりも角度があり、アンヒール時により遠くへレバーを稼ぐことができる。水を引きずらないよう、絶妙なツイストが施される

 

デッキの艤装を見る。艇の高さをトリムするハイトコントローラーは、フォイルフラップの最大振り角度を調整。ギアは、ワンド(ハイトセンサー)からの情報を敏感に伝えるか鈍感に伝えるかの調整用。バングやカニンガムなどもあり、基本的には既存のシングルハンドディンギーと同じようなコントロールラインだ 

 

最近のモスに多い、デッキスイーパー。メインセール下端がデッキに密着するほど下がっている。翼端流効果の軽減を狙ったもの

 

出艇前は、このようにスロープに横倒しさせて待機する。

ハルをバウ側から見たところ。 手前から、ワンド(高さをコントロールするセンサー)、メインフォイル(中央に付くセンターボードと水中翼)、ラダーフォイル(舵に付く水中翼) ハル自体は、浮いてしまえば関係ないので実に細い。

最低限の浮力と、より離水しやすい形状が研究されている

 

センターボードが長く、しかも収納できないため、出艇はこんな感じに。 起こしてもセンターボードが海底につかない深さまで、泳いで運ばなければならない

 

プロセーラー脇永達也さんのフォイリング

 

プロセーラー荒川海彦さんのフォイリング

 

手前はプロセーラー本吉夏樹さん、奥は脇永さん。葉山、森戸海岸沖をフォイリングする!

 

撮影用ボートのギリギリを疾走する本吉さん。すごい迫力だ

 

瞬き禁止の20秒! EXOCET動画はコチラ

↓↓↓

 


●出演

脇永達也さん

五輪出場3回、アメリカズカップ参戦4回。誰も認めるプロセーラー。ノエビアセーリングチーム・マネージャー。好きな食べ物は、もつ鍋(葉山の「さかもと」派)。

 

荒川海彦さん

国内外のオフショア、ロング、インショアレースで活躍。ワンデザイン全日本をほぼ制覇する、名高きプロセーラー。好きな食べ物は、ポン酢でいただく豚しゃぶ。

 

本吉夏樹さん
ヨット歴 31年。マッチレースからオフショアまで好成績を残すプロセーラー。現在はコーチングプロとしても活躍。 好きな食べ物はアイスクリーム。月刊『Kazi』では、試乗レポーターとしても活躍中だ。

 

(文=Kazi編集部/中村剛司 画像=舵社/宮崎克彦)

 

※本記事は月刊『Kazi』2020年12月号にも掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ


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