電動推進システムの小型船舶最大級旅客船が就航

2023.05.16

EV船販売株式会社は、高電圧(350V)リチウムイオンバッテリーを搭載したEV船(電動推進システム船)「Queen Bee M7」が日本小型船舶検査機構(以下JCI)の船舶検査に合格し、大阪市内で就航したと発表した。

同社取り扱いのEV船としては、過去5例のJCIによる船舶検査合格実績があるが、本船はその内の一例で小型船舶最大級(20トン未満)の旅客船としては初めてとなり、今回の検査合格を受けて今後のEV船普及のスピードが加速すると期待を寄せている。

 

同船は、観光旅客船で全長21.38メートル、幅5.00メートル、総トン数19トン、旅客定員70名。EV船販売が建造し、すでに船主に引き渡しを終えて旅客運航を始めている

 

搭載している電動システムはTorqeedo(トルキード)社(ドイツ製)のDeepBlueシステム(LiB44 kWhとモーター50kW)を各2基を搭載している。供給電圧が約350Vと高電圧であり船舶安全法小型船舶安全規則に規定されている250Vの基準値を超過しているため、特殊な小型船舶として検査を受け、合格した。

 

EV船販売株式会社について

EV船販売株式会社はゼロエミッション社会実現のため、産学官一体となって顧客の期待を超える価値の創造を図ることを企業理念として活動している企業。主たる活動内容はEV(電動推進)船の開発・販売と環境に関する小型船舶等の開発のみならずゼロエミッション社会実現を視野に自然エネルギーを活用した仕組みをマリーナ・漁港へ太陽光発電システム、蓄電システム、非接触型装置、そして自律航行船運航も一体として提案している。

 

(問い合わせ)

EV船販売株式会社(Electric boat sales.Co.,Ltd)
〒104-0061 東京都中央区銀座7-15-3 第5安田ビル4F
https://eboat-sales.co.jp

 

(文=舵オンライン編集部)

 


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