IBI NEWS|今秋のパリ・ボートショーの中止が決定

2023.05.11

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今回は、5月2日付けで配信されたニュースの中から、フランスのパリ・ボートショーに関するニュースをお届けしよう。(舵オンライン編集部)

 


60年の歴史を持つパリ・ボートショー(Salon Nautic de Paris)を主催するFédération des Industries Nautiques(FIN:フランス海洋産業連盟)は、慎重に協議を重ねた結果、2023年の同イベントを開催しないことを発表した。

パリ・ボートショーは、100,000㎡にもおよぶ展示エリアに、800以上の出展者、650以上のヨットやボートが展示される大規模なボートショー(前回は2022年12月に開催)。しかし、ヨーロッパの多くの主要都市で開催されるショーと同様に、近年は経費の高騰や参加者の減少により、イベントの運営に苦慮しているという実情があった。その結果、ロンドン、アムステルダム、ハンブルク、コペンハーゲン、ブリュッセル、マドリッド、ウィーン、オスロ、ダブリンに続き、また一つ冬のボートショーの開催中止が決まった次第である。

ただし、FINは今後、2024年10月におそらくパリ郊外の新しい場所で、従来よりも短い期間でのショーを開催する予定であり、詳細は今年10月までに発表される予定だ。また、最初の発表によると、パリ・ボートショーが屋内展示方式だったのに対し、新しいイベントは屋内展示と海上展示のハイブリッドになる可能性が高いとのこと。

2023年のパリ・ボートショーの中止は、同じフランスで開催されるカンヌ・ヨッティング・フェスティバル(9月)とラ・ロシェル・ボートショー(9月)の成功を後押しすることは間違いないだろう。しかし2024年、地中海沿岸と大西洋沿岸でそれぞれ開催される、この二つのメジャーなボートショーイベントの直後にあたる10月、さらに大きなイベントを新たに開催して成功させるということは、決して楽観的でいられる状況ではない。また、これまでの会場はパリの中心部からのアクセスもよく、都市部からの来場者が多かっただけに、FINが今後どのような場所を会場として選択するかは興味深い点の一つでもある。

 

※IBI NEWS(2023.5.2配信分より)

 

文=Nick Hopkinson (IBI) 翻訳・補足=舵社/安藤 健 写真=Salon Nautic de Paris

 


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